「ポーランド巡礼」第5日
今朝のごミサはザコパネの聖家族教会で捧げられました。
「イエスは心から溢れ出る言葉を話します。アッシジの修道院には5〜60人の全世界からの修道士がいます。大食堂には400人入れます。着いたころ、1人の若い、太った兄弟が、自分は司教だと自己紹介をしてきました。こんなに若くても司教様なのだと、思いましたが、後で、そのブラザーのいたずらだったと気づきました。
ポーランドの兄弟は独特です。とても強い信仰を持ち、厳格でねっしんです。主張が強く、入ってはいけない所まで信者を案内したり、聖フランシスコのお墓でも、禁じられているのに大きな声で祈ったり。イタリア人は全く雰囲気が違います。長崎には最初、ポーランドから入ってきたが、イタリアからなら雰囲気が全く違うのではと思っていた。
聖母の騎士100周年でポーランドに来たが、あまり期待はしていませんでした。
しかしポーランドに来てみて、この国の歴史や人々の熱心さを強く感じ、この国から教皇さまが出られたのは、出るところから出られたとの思いを強くしました。
見えるものだけで判断するのではなく、その底にあるものを感じること。
日本の教会のことを考えなければなりません。アッシジにいた四年間に日本の教会は、信徒が年を取り、小さくなっていました。良い種を育て、実を結ぶように努力しなければなりません。良い種は、良い実を結ぶ。
このごミサを通して、日本の教会のため、私たちの信仰のために祈りましょう。」