マリオ神父様と行く「五島列島・長崎巡礼の旅」第2日
福江教会での早朝ミサに参列なさった方々。今日は聖週間の日曜日「枝の主日」です。
木口汽船で迫害が非常に厳しかった久賀島に出発です。皆さまの心も空も晴れ渡って、お恵み一杯の巡礼２日目です。
「こんなに酷いことがどうしてできたのか」とマリオ神父様の目から涙が流れていました。小さな子供が、ひもじさと究極の苦しみの中で「イエス様の五つの傷に対して祈らなければならない」と言えることが奇跡に思えます。次に浜脇教会を訪れました。教会の前にはさくらが咲き、喜んで巡礼を迎えてくれていました。
世界遺産の暫定リストに入っている「旧五輪教会」と現在使われている「五輪教会」へ。ここで素晴らしいガイドをして下さった木口さんとはお別れです。
「キリシタン洞窟」では、心の自由について考えさせられ、また、信仰をこれほどまでも恐れた日本の支配層のお粗末さ、高慢さに思いが行ってしまった。
和風の民宿「えび屋」さんでの最高に美味しい昼食後には、「土井の浦教会」へ。ここのマリア様は静けさのうちに、何かを語りかけてくださいます。
ガイドの小田さんの教会。彼女から自分の教会への愛が溢れています。私は、自分の所属教会をあれほど愛しているでしょうか？
「枝の主日」のごミサは「青砂が浦教会」で捧げられました。
「人間の無関心の一番の犠牲者はイエス様です。・・イエス様のために命を捧げた人がいた、ここ五島も聖地です。荒波の中で生きている教会。主の僕・キリストは、父の愛のしるしとしてきてくださいました。
今日の閉めは、「青砂が浦教会」でのロザリオの祈りでした。たくさん祈り、たくさんのお恵みを頂いた今日。神様、ありがとうございます。
たくさんの教会を巡り、何が何だか分からなくなるころ。その緊張をほぐしてくれる、楽しい夕食です。今夜はリゾートホテル「マルゲリータ」でのイタリアンです。イタリア人・マリオ神父様も「ブオノ、ブオノ(イタリア語で美味しい)」と目をまん丸に。
マリオ神父様と行く「五島列島・長崎巡礼の旅」第1日
マリオ神父様の温かさと、お一人一人を大切になさる宣教師魂はすばらしいです。ごミサは「水の浦教会」で捧げられました。「殉教者の心を自分のものにすることができますように。」
楠原の牢屋跡と楠原教会です。信仰のため、キリストを証するために牢屋での苦しみを耐え忍ばれた福江の信徒。何が一番大切なものであるかを確信し、行動に移して生きた方々がここにいらした。
井持浦の教会・ルルドの前で、皆さまが自然に「アベアベ、アベマリア」と歌っていらっしゃいました。天において大いなる喜びがあったことでしょう。
信徒発見150周年記念の年に デーケン神父様と行く五島列島•長崎巡礼の旅5日目
巡礼最終日もお天気に恵まれました。ホテルから歩いて雲仙地獄を歩きます。
雲仙地獄キリシタン殉教の碑の前で、殉教された方々の迫害の様子から信仰の強さ、深さを感じつつ、お祈りを捧げました。
次に訪れた雲仙教会は、雲仙殉教者に捧げられた教会です。
図案とコバルトブルーが特徴的なステンドグラスのある教会です。
雲仙地獄殉教者のためにお祈りを捧げました。
栗原さんご夫妻に教会についてご説明をいただきました。
巡礼の旅、最終日のごミサは、島原教会でお捧げしました。
神父様のお言葉
「5日間の巡礼で、印象的な体験をしました。殉教された人々の永遠に対する希望に感激しました。
私の妹が4歳で亡くなる前に「天国でまた会いましょう」と周りの家族に言いました。再会の希望を抱くことができることに感動しました。
天国で再会できると信じることが、死に対する恐怖を乗り越える精神的なエネルギーになると思います。
東京に戻っても殉教者が希望を抱いていたように、私達も希望を抱きながらこれからの人生を生きましょう。」
島原教会
お恵みをたくさんいただいた殉教地巡礼を終え、共同体揃っての最後のお食事は、島原城近くの姫松屋で、島原の郷土料理「具雑煮」を頂きました。
車窓を楽しみながら、帰路につきました。
神父様、皆様、お疲れ様でした。
お恵みいっぱいの旅に感謝して。
信徒発見150周年記念の年に デーケン神父様と行く五島列島•長崎巡礼の旅4日目
今日から長崎での巡礼です。
お天気にも恵まれました。
神様の愛を体験できますように、と神父様とともにお祈りを捧げ、4日目最初の巡礼地、大浦天主堂に到着。各自お祈りを捧げました。
次に訪れたのは日本二十六聖人殉教地、記念館です。
デーケン神父様が日本に来られることを決心されるきっかけになった、二十六聖人の一人、聖ルドビコ茨木について、お話をしてくださいました。
今日のごミサは浦上天主堂の被爆マリア様像が安置されている小聖堂でお捧げしました
昼食をJALシティ長崎桃苑で頂き、バスで外海へ向かいます。
外海地方では、遠藤周作文学館、旧出津救助院、ド•ロ神父記念館へ。
幾人かの方が訪れた出津教会
九州ホテルに到着後、すぐに夕食。
今日のそれぞれの巡礼の地でのお恵みひとつひとつに感謝し、私達共同体が信仰を深めることができたことの感謝を込めて、お祈りを捧げ、たっぷりのご馳走を頂きました。
信徒発見150周年記念の年に デーケン神父様と行く五島列島•長崎巡礼の旅3日目
昨夜の夜空の星の綺麗さに感激したという話がそこかしこから聞こえる中お腹いっぱいの朝食を終え、えび家さんを後にします。
今日は、バスで新上五島をバスで回った後に夕刻に長崎に船で渡ります。
素晴らしい青空の日となりました。
お恵みに感謝。
バスの中で、神父様と共に昨日の巡礼のお恵みに感謝し、今日の巡礼でも、共同体が信仰を深めることができますようにとお祈りを捧げました。
2日目最初に訪れたのは、御心のイエス様に捧げられた大曽教会です。来年百周年に向け、お色直し中でした。
次は頭ヶ島教会です。厳しい拷問の様子を改めて聞いた共同体が神様の教えに従って生きていくことができますようにと、お祈りを捧げました。
五島うどんの地獄炊きの昼食を終え、次の巡礼教会、青砂ヶ浦教会、冷水教会にむかいます。
五島列島最後の巡礼教会、桐教会で、ごミサに与りました
『信仰を持つ人にとっては、苦しみは意義のあるもの、お恵みになる。』
五島列島ではのお恵み豊かな巡礼を支えて下さった神様、ガイドの方々、運転手さんたち、宿のみなさん、教会の皆さま、や多くの方々に心から感謝の気持ちを込めてお祈りを捧げ、奈良尾港から長崎港に。
夕食は、明日からの長崎、雲仙の巡礼もお恵み豊かなものとなりますようにとお祈りを捧げてから「浜勝」での卓袱料理をいただきました。
信徒発見150周年記念の年に デーケン神父様と行く五島列島•長崎巡礼の旅2日目
おはようございます。今日は、雨がポツポツと落ちてきています。早起きメンバーで福江教会の朝ミサに与りました。多くのシスターの姿に驚きました。
ごミサ前は、日の出前で外観のステンドグラスがきれいでした。
上乃家さんに戻り朝食をとり、8時に出発。
福江港から久賀島・田ノ浦港に渡り、久賀島内は、タクシーと船を利用しての巡礼です。
まず、訪れた浜脇教会では、今日の巡礼の旅が、恵み豊かなものになりますように、また、殉教された方々の思いに心を寄せ、私たち共同体が信仰を深め、愛の実践を行えるようにお導きください、とお祈りを捧げました。
次に殉教を伝える信仰の聖地の「牢屋の窄殉教記念教会」
ここでガイドの木口さんの語られる迫害の様子はあまりに過酷なもので涙があふれます。
牢屋の窄でもお祈りを重ねます。
船で、国指定重要文化財「旧五輪教会」と「五輪教会」に渡りました。
旧五輪教会は昨日が記念日だった聖ヨハネに捧げられた教会なので、皆さま、お祭壇中央に掲げられたイエス様を抱きかかえた聖ヨハネのご像を眺めながら、昨日のごミサでの神父様のお話について語り合っていらっしゃいました。
五輪教会を訪れた頃にはすっかり青空が戻り、お恵み感謝しながら「キリシタン洞窟」に上陸しました。
足場に注意しながら、ご像の近くの上の方まで多くの方が登られました。
土井ノ浦港に着き、ここからはバスに乗り、廻ります。
バスガイドさんの小田さん合流です。
バスの中での5色に塗り分けられた新上五島町の地図を使いながらの楽しい五島の生活情報や地元のお話しに大笑いしたり、詳しい教会の説明には惹きつけられます。
「土井ノ浦教会」を訪れ、今日の宿泊の「えび家」で昼食を挟み、ガイド小田さん所属の「中ノ浦教会」へと続きます。
今日のごミサは福見教会でお捧げしました。中年の危機について、8項目のうちの４項目を神父様がお説教できかせて下さいました。
宿に到着。
晩餐は、イセエビのお刺身をはじめ、海の幸ふんだんのご馳走に舌鼓を打ちました。
神父様の叙階50年金祝とIさんのお誕生日を合わせてのお祝いをしました。
皆様からの心からの拍手とハッピーバスディの歌を皆さまで。
信徒発見150周年記念の年に デーケン神父様と行く五島列島•長崎巡礼の旅一日目
本日よりデーケン神父様と共に27名の巡礼旅行が始まりました。
今回の巡礼の旅は、信徒発見150周年と合わせて、デーケン神父様が1965年3月18日に叙階され50周年という金祝の記念と感謝の巡礼となります。
垂れ込めた雨雲空が、福江に着く頃には雨もあがり徐々に明るくなり、春の心地よい風を感じながら、最初に堂崎教会を訪れ資料館を見学しました。
次に訪れた、木造建築として日本最大規模の水ノ浦教会では、お聖堂の中で、神父様と共にお祈りを捧げた後、多くの方が外にある十字架の道行にも向かわれました。スイセンなどの春の花々がきれいに咲いていて目を楽しませてくれました。信徒の皆さまの心のこもったお手入れがあってのことと思います。
巡礼最初のごミサは「井持浦教会」で、現地の信徒の皆さんと与りました。
今日は、聖ヨセフ記念のごミサでした。神父様から、「慈しみ深いイエスの保護者」であり「目立たない謙遜なヨセフ」であり「救いの技の協力者」であったヨセフにとっては、本当に苦しい体験の連続の人生であったと思うが、一方では、メシアであると選ばれた我が子…厳密には我が子ではないが…に関われたという喜びに満ちた人生を送った聖人であるとお話を聞きました。ヨハネの『謙遜』な姿に倣いましょう。
ごミサ後には、日本最初のルルドのマリア様の前で、あめのきさき を歌いました。しっかり、ルルドの水も頂きました。
今日の最後は「大瀬崎断崖」の景勝をバックにハイチーズ！
バスの中では、五島列島や長崎でのカトリックの歴史、殉教や潜伏信仰について、また沢山の教会や神父様や修道士のお話に五島の特産などの話もしっかり交えながらずっと楽しませてくれたバスガイドさんと歌声も聴かせてくれた運転手さんに感謝して、バスを降り、今夜の宿「上乃家」に到着。
神父様の金祝のお祝いの乾杯で始まった美味しいご馳走…ヒラマサ、水イカのお刺身、ナマコの酢の物、きびなごとアオサノ汁物、etc を頂きながら皆さま自己紹介をされました。
最後に、神父様から「より多くの方と話して、親しくなって下さい。」という言葉で締めくくられました。
