大阪再宣教150周年 「聖地イスラエル・黙想と巡礼の旅」第9日
マリア様のような妻ですと明言なさるOさん。今日はそのマリア奥様の還暦のお誕生日です。本当におめでとうございます。神様の慈しみ深いお計らいですね。
カナの教会の地下には水をぶどう酒に代えられた奇跡の部屋の遺跡があります。
「ご変容の教会」です。
「タボール山の頂上で、イエスは白く輝きます。ここは、ガリラヤ宣教の中間点。イエスは、はっきりとご自分の使命、受難を通して人類の救いのためにご自分を捧げるとの自覚を持っていました。」
タボール山の頂上から見渡すエズレル平原。
ナザレトから北西に10kmほどの所にあるツィポリ国立公園は、古代ローマの遺跡です。
モザイクが沢山残っています。
「聖母のお告げの教会」です。マリア様の「ハイ」がなければキリスト教は始まらなかった。
ここで「御言葉が肉となられた」。マリア様が大天使ガブリエルのお言葉にはいとおっしゃって下さったのが、ここです。
枢機卿様と長谷川濾過作の「日本の聖母」。枢機卿様のこれからの日々、いつもマリア様が取り次いで下さいますように。
マリア様、この皆さまと、ご家族、教会の信徒、日本の教会、そして全世界の人々のために、いつもお取り次ぎをお願い致します。
「お告げの教会」での荘厳なごミサです。今日の主司式は豊田神父様です。
「・・マリア様の生涯には3つの大きな苦しみがありました。第1は、結婚せずして身ごもった時。当時は重い罪でしたが、ヨゼフに守られました。第2は、エジプトへの避難です。異文化の誰も知人のいない国への逃避は、大変に辛いものだったことでしょう。第3は、十字架にかけられ、死刑囚とされたイエスの母です。マリアはとても大切な存在です。御言葉はマリア様の胎内に受肉されます。神の御言葉を宿されたマリア。マリアのように神の御言葉に心を開き、一文字一文字の中に神の御心を知ること。こうして、神から頂いた真の人間性を持って教会は歩んで行くことができます。よく歩いた巡礼です。けれども神の道を歩まなければ無駄です。見えない御心が導き、招いて下さることに信頼して、このごミサをささげましょう。」(文責:小池俊子)
マリア様のために命を捧げて下さったヨゼフ様です。
夜のお祝いパーティーです。奥様をマリアと呼ばれる仲の良いOご夫妻。
ケーキカットをして下さる枢機卿様。
大阪再宣教150周年 「聖地イスラエル・黙想と巡礼の旅」第8日
幸い連句のゲスト・ハウスの朝。日の出です。ありがとう神様
ありがとう!
マタイ5章1〜13 「幸いなるかな心の貧しいもの・・」
枢機卿様が分かち合いをして下さいました。
ガリラヤ湖での船の旅体験です。ユダヤ教徒の方々がいろいろ趣向を変えて歓迎してくれるのですが・・・。
私たち日本の教会のキリストの代理者でいらっしゃる枢機卿様もともに歌って下さいます。
このイエス様時代の船が発見された時には、多くの人たちが興奮の渦に包まれた。
カファルナウムです。ペトロの家、シナゴーグなどのキリスト宣教の町でした。
カファルナウムのシナゴーグです。炎天下、約38度〜40度は暑いです。
天国の鍵を持つ、最初の教皇・聖ペトロの前で、日本のキリストの代理者でいらっしゃる枢機卿さまと司祭、信徒の弟子たちです。
昼食は聖ペトロのお魚だったのですが、写真を撮る前に食べてしまいました。申し訳ありません。
パンと魚を増やされたタブハです。
「ペトロの首位権教会」です。
「聖ペトロの首位権教会」での野外ミサです。毎日のごミサはとても荘厳で力に満ちていて、これぞミサという感激があります。
サック神父さまのお話です。
「日本に着いた時、一番安い学校を探しました。天理大学が一番安いとのことで何も知らずに天理大学に行きました。これからお祈りですと言われて部屋に入ると3つの鏡があって、手を叩いて、毎日朝、晩6時から8時まで祈りがあります。手を挙げて、ナムナムと。そこで、私はカトリックなので行きませんと言いました。学長に呼ばれて、学費三割、家賃無料、水、電気無料、アルバイトも紹介すると言われました。毎日2時間の10ページもの祈りの間、「主の祈り」「アベマリア」「栄唱」を唱え続けました。それで天理大学から追い出されました。ポケットには5千円しかありませんでした。天理大学を出て少し買い物をして、2000円とちょっとだけ残っていました。どうしようと思っていると、赤信号のところで自転車に乗ってベトナム語を話している男性に出会いました。その後、彼が、サックさんを1週間家に泊めて下さり、助けて下さいました。アルバイトの保証人にもなって下さいました。神様から信仰を頂きました。僕の心の中に信仰があったからこのような奇跡が起こりました。今日は聖アウグスチヌスの記念日です。母・聖モニカの祈りによって、アウグスチヌスは回心しました。信仰は、本当に素晴らしいものです。・・・。」(文責:小池俊子)
ペトロとアンドレ、ヨハネとヤコブなど、ガリラヤ湖畔でイエス様に呼ばれ、すぐに網を置いて従いました。
アガペ、お食事はいつも嬉しく、賑やかです。
山上の垂訓のゲスト・ハウスのお食事は素朴で、お野菜がいっぱいの健康的、美味しいです。
ガイドのSさん、ドライバーのAさん、お腹が出て来たかな。隠してもダメですね〜。
大阪再宣教150周年 「聖地イスラエル・黙想と巡礼の旅」第7日
このような砂漠の丘の上で、貯水はどうだったのか?食料は?いろいろな疑問が湧いてきます。
次の訪問は、和田幹男神父様専門のクムランです。著書「死海文書」の中に詳しく書かれています。
必要がないのに、私たちに模範を示されるため、洗者聖ヨハネから洗礼を受けられたイエス様。天から「これは私の愛する子、これに聞け」との天の父の声がしました。
和田神父様が各訪問地で、黙想への導入をして下さいます。
ヨルダン川のほとり。対岸はヨルダンです。イスラエルの女性の兵隊さんが、車椅子の方を手伝っていました。平和な心温まる光景です。
エリコでの昼食の後、ガリラヤに向かいます。
ハプニングです。突然バスが止まってしまいました。ドライバーのAさん、大パニックです。
でも、外の方が涼しいので、この時間を利用して自己紹介です。もっとお互いに知り合い、霊的家族の絆が強くなったようです。
幸い連句のゲスト・ハウスに到着したのは、夜8時頃でした。すぐに今日のごミサです。聖モニカの記念日のごミサで主司式は和田幹男神父様。
「聖アウグスチヌスは、私の心は、主のうちに憩うまで安らぎを得ない」とおっしゃっています。アウグスチヌスは迷いの人生を送っていました。母モニカは涙の祈りを持って息子アウグスチヌスの回心のために祈りました。モニカは、ミラノの大聖堂に毎日通い、涙を流しながら息子アウグスチヌスの回心のために祈りました。そしてアウグスチヌスは母モニカの祈りと、ミラノの大司教アンブロジーオのお説教により回心しました。主よあなたのうちに憩いましたと言える日が来たのです。明日がアウグスチヌスの記念日です。先輩に聖ヒエロニムスがいます。・・・
現代の社会にいかに福音宣教をするか?神の御言葉は、本来宣教すべきものです。」
大阪再宣教150周年 「聖地イスラエル・黙想と巡礼の旅」第6日
ごミサで巡礼第6日が始まりました。今日のごミサは、エルザレム・フランシスコ会修道院で松永神父様の主司式で捧げられました。
「巡礼の途中ですが、自分の考えを述べたいと思います。イエス様の道。同じ空気を吸うこと。最初の日に和田神父様から、歩くとは生きることと教わりました。2日目、聖墳墓教会への道に迷ってしまいました。焦りながら、行きつ、戻りつしているうちに何とか辿り着き、ミサに与ることができました。
和田神父さまが、迷っても、私の地図を広げることになる。迷いを通して自分が巡礼者としての道を歩み、彼らの生き方を思い巡らすことです、それが、豊かさにつながるとおっしゃいました。
今日の福音でイエス様は、私の言葉は、命であるとおっしゃいます。そして、弟子たちは、あなたは永遠の命を持っておられます。と、信仰宣言のように言っています。福音を通して命の言葉を突き止めていくことができますように 。」(文責:小池俊子)
巡礼の途中でのショッピングです。
イスラエル博物館には、エルザレムの50分の1の模型があって、訪問してきた場所をしっかりと確認することができます。
クムランで発見された死海文書を保存するための博物館です。
エルザレムからエリコに向かう途中、海抜ゼロ地点通過です。
エリコは1万年前からの世界最古の町です。
ナツメヤシの実が重そうになっています。
死海での浮遊体験です。皆さま、少年・少女に大変身。楽しい、童心に返ったひと時でした。
今夜の宿泊は、死海の辺りのホテルです。巡礼の中間地点での一休み。皆様の食欲はおとろえません。お元気で素晴らしい皆様です。
大阪再宣教150周年 「聖地イスラエル・黙想と巡礼の旅」第5日
朝早く聖墳墓教会のご復活の聖堂でのごミサに参列なさった方々です。
最後の晩餐の間です。訪問前に過ぎ越し祭についての神父様からのお話を伺い、最初のごミサの部屋に入ります。枢機卿様も神父様も膝まづいて祈られます。
ダビドのお墓は、中で祈るユダヤ教のご婦人に断られて写真撮影はできませんでした。
「聖母の永眠教会」から「鶏鳴教会」まで歩きます。
真の黙想の旅です。聖書朗読を聴き、神父様の解説でより具体的な示唆を頂き、深く主の御苦しみを自分のものにしたいのです。
カイファの家からピラトの官邸まで、弱り果てた御身体をこの道を歩いて向かわれます。
壁に掲げられている、日本語のザカリアの賛歌を読み、洗者聖ヨハネの御誕生と、主の道を整える役目などに想いを巡らせます。
とても仲良しで、巡礼の華KさんとOご夫妻。
今日のごミサはエンカレムの「聖母のご訪問」の教会で荘厳に捧げられました。
ご担当は高橋神父様です。
「主があなたの中におられる。主がエルザレムでもともにおられる。喜びなさい。娘・シオン、マリアが代表者のようになっている。聖母ご訪問の神秘。愛には偽りがあってはならない。互いに身分の低い人と交わりなさい。
エリザベトが身重で、マリアは彼女を助け、仕えるために急いでエリザベトのもとに行きます。いつのまにか、だらっとしてしまったり、人の悪口を言っている自分。
マリアは出かけて行きなさいとは言われていません。ご自分の中から自発的に、エリザベトの所に行きました。ここには強い神の促しがあります。・・ヘブロンに行った時など、歴史的な時間の長さに圧倒されました。・・感謝しながらごミサを捧げて行きましょう。」(文責 小池俊子)
アイン・カレムの帰り道、美味しいジェラート屋さんで一休みです。
夜のお食事で、山野内司教様団長のサレジオ会の神父様方にお会いしました。
大阪再宣教150周年 「聖地イスラエル・黙想と巡礼の旅」第4日
朝の出発前です。ドライバーのアンワルさんもごきげんです。彼はオリンピック水泳の首席コーチとのことです。
最初の訪問は、「ドミヌス・フレービス(主嘆き給う教会)」です。ごミサはこちらで捧げられました。今日のご担当は、松浦神父様です。
和田神父さまの黙想の導入があり、ドミヌス・フレービツトでの集合写真を撮りました。
日陰に入ると涼しいので、とても過ごしやすいです。
ゲッセマネ(万国民の教会)に入る前の黙想です。
「教会には、知識や学問ではなく、聖なるものを求めていきます。・・」
オリーブ山からユダの荒野を眺めます。
主のご昇天の場所です。現在ここはモスクのようになって、イスラム教徒が守っています。
入り口の椅子に座り込んで、このようないたずらをなさるNさん。
「主の祈りの教会」です。
枢機卿様と司祭団です。力強い巡礼のハート。
毎週金曜日には、フランシスコ会の神父様がたが先導なさって)十字架の道行き」が行われています。
有志の方々と参加しました。早めに着きましたのでロザリオの祈りを一環唱えることができました。
全世界から集まってくる巡礼が同じ「十字架の道行き」を歩きます。
歩くというより、ほとんど走りながらの道行きでしたが、普遍的教会の一員としての誇りと喜びを感じた時でもありました。
こんな感じです。お店の人はほとんど無関心で、道行きを歩くこれほどのキリスト者は真剣に。
聖墳墓教会に2人の若い日本人がいらっしゃいました。信者さんではないとのことで、枢機卿様の祝福を頂きました。
大阪再宣教150周年 「聖地イスラエル・黙想と巡礼の旅」第3日
最初の訪問はヘロデイオンです。ヘロデ大王の要塞と宮殿跡で、ヘロデのお墓も発見されている。
ガイドのSさんの説明の後に、涼しい木陰に座り、和田神父様が私たちを霊的な黙想に導いて下さいます。
ヘブロンのアブラハムとサラのお墓、イザクとレベッカのお墓など訪問です。
ベトレヘムの「羊飼いの野」です。貧しいまぶねでお生まれになられたイエス様を観想しました。
イエス様がお生まれになられた場所への行列です。
床のモザイクは最近観せるようになりました。
ごミサは生誕教会の「ご聖体の小聖堂」で捧げられました。
今日のご担当司祭は、中野神父様です。
「大きな感謝の巡礼の旅をさせて頂いてます。ここユダヤの国と日本の神概念は異なります。日本の神は上にいるもので、何をしてくれたのか私たちには分かりません。しかしイエス様は時代設定まではっきりしている、ここ生誕教会でお生まれになりました。私たちが幸せになるようにと。人間の幸せはここにあるとのお手本を示して下さいました。悪いことをしていないのに十字架刑を受け、許すということを一番大切になさいました。最後の言葉はアッバ(幼児語でお父ちゃん)、御手に委ねます。神は私たちに救い主を送られました。私たちが神の子となるために。神の相続人になるために。・・・」