「イタリア巡礼の旅」サレジオ会創立者ドン・ボスコゆかりの地とアッシジ・ローマを訪ねる旅 第8日
聖フランシスコのご遺体は石のお棺に入れられ、その周囲を太い鉄で押さえ、更に祭壇の上のお棺は、石の壁でおおわれている。これは、聖人のご遺骨が盗まれないために、このように厳重に守られたとのことである。
ローマです。久し振りのお魚の昼食の後、「サンタ・マリア・イン・トゥラステベレ」に。教会では葬儀が始まったばかりで、参列者の心に心を合わせて、短い祈りの時を持つことができました。
外は雨。大都会の人混みと車の騒音に参りながらも、かき分け、かき分けて歩きながら、目的の「サン・ルイジ教会」に着きました。
サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会には、カラバッジョの三部作:「聖マテオと天使」、「聖マテオの召命」、「聖マテオの殉教」がある。
次の教会は「聖アウグスチヌス教会」である。母モニカのお墓があり、再び、カラバッジョの「ロレートの聖母」を見た。
今日はイエズス会のジェズ教会でごミサがささげられました。ここには創立者イグナチオ・ロヨラのお墓があり、多くの人を祝福された聖フランシスコ・ザピエルの右腕が安置されています。
「聖イグナチオ・ロヨラは軍人でした。モンセラートで剣を聖母に捧げ、神のために仕える道を選びます。そのためには、学ぶことが必要であると勉学に励み、より大いなる神の栄光のためにをモットーに、よりふさわしく仕えるためにはどうしたら良いかを生涯探しもとめました。・・・自分の身において、より良く神に仕えるにどうしたらよいでしょうか?」
この絵はジェズ教会にある「元和の大殉教」の様子です。日本で信仰のために命をかけた方々のことは、ヨーロッパにすぐに伝えられ、沢山のごミサや祈りが捧げられたことでしょう。
ジェズ教会は夕方ライトアップされて美しいです。聖イグナチオ・ロヨラのお墓の右奥には聖母の生涯の絵があり、この巡礼の間の御扶けに感謝しました。
夕食には神父様が小さいころからご存じのサレジアン・シスターがいらしてくださり、清らかな香りの漂うお夕食になりました。