山下神父様と行く 東北巡礼の旅 第四日目
今日も快晴です。桜がどこにいっても満開で空気も爽やか、いつまででも歩きたくなる最高のお天気です。
午前中は奥州藤原氏の栄華を偲び、修学旅行でもおなじみの中尊寺や毛越寺へ。神父様とお母様や姉妹のツーショットです。
お昼は石巻でくじら料理。調査捕鯨問題の関係で、鯨を食べられるお店は今後さらに限られてくるかもしれません。今回このお店のある石巻地区は被災地として、まだ未だに苦しんでいる現状があります。その今を少しでも直接感じとれたのではと感じます。
昼食後にはお店の方に震災当日の話をしていただきました。お店の前に広がる海の底が見えるほど、引き波がものすごいことになっていたそうです。私たちの前にあるおだやかな海からは想像ができませんでした。
支倉常長が慶長遣欧使節で乗ったサンファンバウティスタ号。この復元船が展示しているミュージアムも、震災の影響で最近ようやく再オープンしました。
再現船に乗り、何ヶ月もの航海の苦労をほんのすこしだけ体感することができました。それにしても、津波にも負けずに流れていかなかったサンファン号。震源地に近いこの場所で、船が海に流されずにとどまったことは、ほんとうに奇跡に感じます。
仙台のカテドラルについたのはもう夕方になってしまいました。グループでのごミサは久しぶりです。その後、広瀬川殉教地でいのりをささげて1日が終了しました。
お天気に恵まれましたが、夕方はひんやりします。この川で2月に水責めで殉教した信徒たち。こごえる寒さ、などとひとことで表現するのもはばかられる想いです。
夜の仙台の街は眠らない街。この旅での唯一の?都会の夜を思い思いに満喫しました。
明日土曜日は羽生選手のパレード。1日違いで残念です。でも当日は規制が厳しく、ツアーには不向きだったことでしょう。
ニュースで仙台の街並みを思い出しましょうね。