松尾神父様と行く「フランス巡礼」第6日
車中、教会史を教えて下さる神父様です。
「・・教皇様が単独で教義宣言をなさったのは、ピオ9世によるマリアの無原罪の教義と、ピオ12世のマリアの被昇天の教義の2回だけです。この教義宣言のすぐ後にマリアの私は無原罪の御宿りですとのルルドでのご出現がありました。・・」
ヌベールの大聖堂でのごミサです。すぐ隣に聖ベルナデッタが永遠の眠りについていらっしゃいます。
修道院の庭に小さな「聖ヨゼフ」小聖堂があります。
ガイド・ブックに従い、ベルナデッタが毎日通われた庭の隅にある「みすの聖母像」。ここで天の妃を歌いました。
グロットの前で。ベルナデッタにとってグロットは生涯を決定づけた場所です。
ベルナデッタは、ヌベールに着いて直ぐにこの集会場で全員のシスターに聖母のご出現について話すよう言われました。そして、それ以後は決してご出現の話はしないようにとも言われました。
松尾神父様と行く「フランス巡礼」第4日
最初の訪問は聖テレジアが亡くなられたカルメル会修道院です。聖テレジアのご遺体は、この下のお棺に安置されています。
ブイソーネ、ここはテレジアが母を失い、引っ越してきた家です。お姉さん達の修道院への入会、それを追うようにカルメル会に入会されたテレジア。そしてお父さんは心を病んで入院と。聖人の家庭には、主から沢山の十字架が与えられていた。
テレジアが幼少期と青春前を過ごされた家は、お父さん、お姉さん方から沢山の愛を頂いた時期です。
今日のごミサは、幼きイエズスの聖テレジア大聖堂のクリプタで捧げられました。
リジューのレストランでの昼食です。「今までで1番美味しかった」との声があがる、小洒落たレストランでした。
こんなに狭い道、風情のある田舎道を通ってソレムに向かいます。
松尾神父様と行く「フランス巡礼」第2日
昨晩、無事にパリに到着しました。
最初の訪問は、サレジオの聖フランシスコがここで祈り、カルバン派との闘いで回答を頂いた「黒い聖母」が保管されているグルヌーブの聖トマス修道院です。
フランス革命の時に、ブレの聖ステファノ教会からこちらに移され、守られた黒い聖母のご像です。
ガイドのYさん、諦めずに探しあてて下さり、本当にありがとうござました。神父様も皆様も大喜びです。
真っ青な空、美しいパリの景色を車窓から眺めながら、「不思議なメダイ」の教会に向かいます。
こんなに美しいパリの空は珍しいとのこと。神様に感謝!
パリミッション会の「殉教者の間」を訪問しました。
ノートルダム大聖堂が美しく、雄大に青空に向かってそびえています。
パリを後にして、シャルトルに向かいます。空には飛行機雲で作られた沢山の十字架が見えます。
シャルトルのノートルダム大聖堂です。こんなに真っ青な空はフランスでも珍しいとのことです。
ごミサはシャルトルのクリプタで捧げられました。
「今日の第1朗読はステファノの殉教の場面でした。そして、サン・エチエンヌとは、聖ステファノのことです。ステファノ教会にあった黒い聖母像を最初に訪れました。今日は、パリからボウズ平野を通ってシャルトルに行きます。20世紀、シャルル・ペギーは若者のシャルトルへの巡礼をするようになりました。3泊4日で信仰の分かち合いをしながら歩いていきます。私たちの信仰は伝えられて、語り継がれたものです。イエスが主であり、救い主であることを伝えます。船の一点から波が広がり、やがて消えて行くように、私は主であるとの宣言は、何百年という時を経て広がっていきます。ステンド・グラスの説明を聞きながら、大きな船から発した広がりを生きていく、そこを歩いて行くということを感じています。」(文責:小池)
広大な穀倉地帯をひたすらバスで走ります。フランスは本当に豊かな国です。
リジューのホテルでの夕食風景です。皆さま、まだよく召し上がっていらっしゃいます。
山下神父様と行く「聖地巡礼」第10日
先日、ご変容の教会に来たのですが、あまりにも大勢の人で引き返し、今日は、朝一で、またやってきました。1週間遅れの、ギリシャ正教やコプト教会の皆様が聖地に押し寄せていらっしゃるためです。
聖地のどこででも、聖書を朗読され、解説を付け加えて下さる神父様。皆さま、有り難い気持ちでいっぱいです。
今日のごミサは巡礼最後のごミサです。ハイファの「ステラ・マリス」で捧げられました。
「福音はヨハネの朗読です。ヨハネは、天と地、上と下、光と闇という風に二元論を使い、神の真理とこの世の知恵と言った、比較対照のうちに話しています。この方、イエスが天と地を結ぶ方、私たちを永遠の命に結ぶ方です。私たちは永遠の命に招かれています。神の御言葉を聞くだけではなく実践すること。御言葉を通して少しずつ実践していくこと。二元論のうちに語られることは、最終的に人と神とが一つになること。そしてこれは絶えず愛のうちに行われます。イエスはペトロに、愛していますかと三度聞かれます。許しただけではなく、さらに深い愛でペトロと結ばれます。人が本当につながるのは、愛を通してです。趣味とか、人間的なことによる繋がりは壊れやすいです。裏切りを体験しても許し合うこと。神による愛の絆がなければ、共同体は形成されません。愛による共同体は、天の国の共同体の反映です。神の愛による共同体、これが天の国です。キリストが教えた愛、仕える愛を実践すること。主の食卓で皆が一つになります。これは、天の国で完成される愛の写しです。今回の巡礼で、イエスが初めてミサを捧げられた場所や、ご受難の場所、また、公生活をされた町々を訪れました。最終的に、この世で一つになることを完成された姿で味わえるのはミサ聖祭です。巡礼を通して皆様と分かち合えたごミサは天国の前触れであり、神の栄光を賛美する場です。神に感謝を捧げ、マリアがこの道を守り、導いて下さいますよう、心から祈りたいものです。」(文責:小池俊子)
地中海に面して導水橋があります。
ガイドのSさんが熱心に説明して下さるのは、カイザリアの半円形劇場です。
カエザリアのヘロデの宮殿の跡。
最後の訪問地は、テレアビブ・ヤッフォーの皮なめしシモンの家です。
山下神父様と行く「聖地巡礼」第9日
朝早く、まだ巡礼客がいない時に山上の説教の教会へ。
聖ペトロが「あなたは神の子・キリストです。」との信仰宣言をしたフィリッポ・カイザリアです。
ゴラン高原の所有問題は、シリアとイスラエルとの継続する領土問題です。
遠く、シリアの上空に戦闘機の煙が見えました。
カファルナウムです。ブーゲンビリアのお花がきれいですね。
シナゴーク跡やペトロの家の上に建てられた教会など。今日は雨です。雨の少ない、こちらの人にとっては恵みの雨。
ガリラヤ湖の遊覧です。湖で嵐を鎮められたイエス様。神父様が読んで下さる聖書に耳を傾け、当時のイエス様と弟子たちの黙想をその場でできる、感動のひと時です。
イスラエルの軽快な音楽に合わせて、船上でのフォークダンスです。
タブハ、パンと魚の教会です。
御ミサは「ペトロの首位権教会」で野外ミサです。
祭壇近くに大きな岩があり、そこには「メンサ・クリスティ」(キリストのテーブル)と書かれています。イエス様がご復活の後、弟子たちとお食事をなさった場所です。
足を水に入れて、また、水に手をつけて、イエス様に少しでも近づけますように。