大山神父様と行く「バルト三国巡礼」第6日
クライペダの「平和の元后聖マリアカテドラル」にて御ミサです。
「この地に神の恵みがどのように働いているか。申命記では、主とは誰かを問います。主は、ともにいて命を支えて下さる方。正義を求め、権力ある人を見下ろし、寄る辺のない人を助けるかた。
人間が1番必要としていることは、キリストによる救いの業。
神殿税とは、神が私たちのために用意したものを主に返すこと。…特に今日一日、頂いたものに気づいて主に返しなさい。…神の恵みに導かれた1日となりますように。」
御ミサの後、信徒の方が、184段の階段を屋上まで案内して下さいました。やっと到着、登れなくなったら引き返す必要がありますが、9人が全体的に近く、実用的な短距離でもあります。
クライペダの港からフェリーで7分離れた島・クルシュー砂州には、「魔女の丘」があります。ふかい森の中、心が洗われ、幼子に帰る瞬間です。
クライペダは琥珀の町です。「アンバークイーン」というお店に寄りました。良いお土産ができましたか?
クライペダのあちこちにこのようなリトアニア人がソビエト軍から尋問された場所があります。
15人ほどが牢獄に入れられ、大きなバケツがトイレ代わりにおいてあって、1日に一回だけ捨てました。
別の部屋に一人一人連れて行かれて、頭がおかしくなるまで、そして、夜中まで尋問されます。挙げ句の果てに、デタラメの書類に署名をさせられ、ある人は、シベリアに、ある人は、殺されるという理不尽な時を耐えなければなりませんでした。
11歳でシベリアに送還されたクライペダの方が、10年後に戻され、彼の経験を記録したものが最近出版されました。
昼食は、サラダ、ビーフストロガノフとマッシュポテト、リトアニア風デザートでした。美味しいけど、量が多くて満腹です。