山内神父様と行く雲仙、島原、天草4日目

f:id:jyunrei:20190621173957j:plain f:id:jyunrei:20190621174000j:plain

f:id:jyunrei:20190621174002j:plain f:id:jyunrei:20190621174006j:plain

今日も朝から気持ちの良いお天気です。

皆様朝晩と毎日温泉に入り、身体も心もリフレッシュしているようです。

 

最終日の今日は、まずは大江教会へご聖体訪問です。

大江教会は、ガルニエ神父が82歳でこの地で亡くなるまで40年間布教に努めました。

自らの私財と信者たちの寄付金や労働奉仕により1993年鉄川与助の設計施工により建てられました。

 

堂内には、外海の出津教会のドロ神父による5枚の版画もあります。

 

 

 

f:id:jyunrei:20190621174222j:plain f:id:jyunrei:20190621174224j:plain

f:id:jyunrei:20190620093756j:plain

大江教会では、シスターも堂内の説明をしてくださいました。

 

 

f:id:jyunrei:20190620110724j:plain f:id:jyunrei:20190621175212j:plain

f:id:jyunrei:20190621175215j:plain

次は崎津教会です。

1888年潜伏キリシタンとして信仰を続けた信者から土地の寄付を受け、木造の、旧崎津教会が建てられました。

教会の老朽化に伴い現在な崎津教会が完成します。

この教会も鉄川与助の設計施工によるものです。

禁教期に絵踏が行われていた庄屋役宅跡に建てられており、復活の象徴でもあります。

 

 

f:id:jyunrei:20190620101711j:plain f:id:jyunrei:20190620102116j:plain

f:id:jyunrei:20190621181801j:plain

崎津教会でごミサです。

山内神父様の先輩である、崎津教会主任司祭の渡辺神父様もいらしてくださいました。

 

 

この教会は庄屋屋敷跡に建てられたと言う事で、教会の復活をシンボリックに表しているような気がします。

1700年代のキリシタンにたって厳しい時代、絵踏が行われていたにも関わらず信仰が受け継がれ続いていたのはすごいことですが、不思議にも感じます。

なぜ信仰が現在まで続いたのでしょうか。

その答えは、苦しいけれど次の世代に信仰を伝えようとしてくれた人がいたこと。

絵踏をしても、家で回心の祈りをとなえて信仰を取り戻し、次の世代につなげていったのでしょう。

そこには言葉では表現できない、信仰の姿があります。

というようなお話しがありました。

 

 

 

f:id:jyunrei:20190620111100j:plain f:id:jyunrei:20190621182237j:plain

f:id:jyunrei:20190621182239j:plain

ミサの後、聖堂の外の休憩所で冷たいお茶を用意してくださり、皆で楽しくおしゃべりをしました。

 

 

f:id:jyunrei:20190620120503j:plain f:id:jyunrei:20190620120209j:plain

今日最後の訪問地、河浦コレジオ館です。

天草河浦の地には、宣教師を養成する大神学校(コレジオ)が1591年〜1597年までの間、開校され西洋文化が花開きました。

これらの歴史と文化を紹介する施設です。

 

ここには天正少年使節団が持ち帰った、グーテンベルク印刷機の複製が置いてあります。

これで日本初の金属活字による印刷が行われました。

また天正少年使節団が乗した同型の南蛮船の模型や持ち帰った楽器(複製)などもあります。

 

 

f:id:jyunrei:20190621184326j:plain f:id:jyunrei:20190621184328j:plain

f:id:jyunrei:20190621184331j:plain

コレジオ館の続き。

西洋楽器の中には、竹のパイプオルガンもあります。

こちらでは館長さんがいらっしゃるときは、弾くことも可能です。

 

 

f:id:jyunrei:20190621190003j:plain

昼食を食べ、途中の休憩所では山内神父様と皆でソフトクリームを食べ、バスの中でも楽しい時間をすごしました。

たくさんのお土産を買い、熊本空港から家族の待つ自宅へと帰りました。