ウルスラ宣教女修道会の姉妹で行く聖地イスラエルの旅第2日
最初の訪問は「主の祈り」の場所です。このように祈りなさいとここで、主自らが教えて下さいました。
昨晩の強風のため砂塵が空をおおい、オリーブ山からの景色はまた、幻想的です。
オリーブ山から涙の形をした「主嘆き給う教会」へ。韓国の神学生やナイジェリアからの巡礼など、結構大勢の仲間たちに会えます。
「ゲッセマネの教会」では、教会内での説明が禁じられているため、階段に腰かけて主の御苦しみを黙想しました。
午前中、最後の訪問は、ギリシャ正教の「マリアのお墓」です。聖母子のイコンの前で祈る皆さまです。
午後一には、シオンの丘へ。「最後の晩餐」の間です。ここで、使徒たちは聖霊降臨により強められ、全世界にキリストの愛の教えがひろめられました。
ダビドのお墓では、十字架の印をしたため、熱心なユダヤ教徒の婦人ににらまれてしまいました。「聖母の永眠教会」です。シスター方の聖母賛歌が地下聖堂一杯に美しく響き渡り、じっと聞き入る巡礼者も。
最後の訪問は、「鶏鳴教会」です。ぺトロはあれだけ愛していたイエスを否みます。ぺトロを見つめるキリストの慈愛に満ちた眼差し。ぺトロは後悔の念で泣きじゃくります。むち打ち、拷問のあげく、真っ暗な独房に縄で釣り下ろされます。「・・愛する者も友も、あなたは私から遠ざけてしまわれました。いま、私に親しいのは暗闇だけです。(詩編88:19)」