五島列島・長崎巡礼の旅 第3日
上五島での二日目です。出発の車中で、神父様は、聖書を朗読し朝の祈りを指導して下さいました。
車窓から民家のような「大浦教会」を見ながら、我らがガイド・小田カラスがこよなく愛する「中の浦教会」へ。自分の教会を愛する気持ちが、その言葉の端々からわかります。
大曽教会に辿り着くには、80段の階段があります。神父様は、教皇フランシスコが書かれた洗礼の秘跡について読んで下さいました。
次は、聖家族に奉献されている「鯛の浦教会」です。立派なルルドがあり、その入口には信仰の先達者の像が。彼らのいきざまが、過去のことではなく、現在の信徒の心に生き続けられていることが痛感せれます。
「頭が島教会」では、月に2回ごミサがあります。私たちの巡礼グループはいつも、ごミサをここで捧げて頂きます。教会を大切に守っていらっしゃる数名の信者さんにお目にかかるのが、とても嬉しいことです。
「今日の福音では、イエスのユダヤ人に対する嘆きが書かれています。旧約を通して示された神は、ユダヤ人を救いに招きキリストを送りました。しかし、彼らは心を閉ざし、神の子を殺してしまいます。この罪はユダヤ人だけの罪ではなく、人間の、私の罪です。無償で与えられた恵みにどのように答えていきますか?その恵みに生かされ、喜びのうちに生きることが課されています。イエスの嘆きだけを見つめて生きることはできません。嘆きの中にいても希望を持つこと。私たちの現実が惨めでも、イエスの恵みは、それをおおってくれます。自分の小ささを知ることは大切なことです。しかし、それを越える神の偉大さに気づくこと。私と神との個人的な向き合いを通して、対人関係を通して、自分の時間を与えることによって神の愛を知ることに、一番価値があります。神の愛は人に喜びを与え、その喜びは人から人へ伝わっていきます。この喜びを頂けるように、ごミサの中で願いましょう。」
昼食は五島うどんの地獄炊きです。お代わりなさったテーブルもありましたよ。
昼食の後に訪問した教会は、四ヶ所でした。鉄川与助最初の作品・「冷水教会」、立派なステンドグラスの「仲知教会」、7年前に火事にあった「江袋教会」です。
「江袋教会」では燃えなかった木材・柱や床板などはきれいに再生されています。
最後の訪問は、「青砂が浦教会」です。皆さま、もうどこを訪問したかごちゃごちゃ〓本当に沢山の教会です
豪華な夕食に「アオーザーマニ旨かっちょー」です。伊勢海老のお刺身、鯛めしなど贅沢ですね〜。