ミャンマーの東京教区姉妹教会を訪ねる旅「キリスト教伝来500年記念式典」に参列第6日
朝7時からヤンゴンのスタジアムで「キリスト教伝来500年記念式典」のごミサと式典が盛大に捧げられました。
緒宗教の代表者も祝辞を述べられ、高揚した気持ちがスタジアム全体を支配していました。式典は四時間ほど続きましたが、整然と進行し、私たちが東京教区の代表としてこの記念すべき場にいられることを心から感謝しました。
教皇様の代理でいらした、インド人のオズワルド・グラシアス枢機卿様のお説教の要約を記しておきます。
「この式典での祈りは香のように天にまします父のもとにあげられています。今日、ミャンマーが世界の中心になったかのようです。私は、教皇フランシスコの祝福と挨拶を皆さまお一人一人に分かつために参りました。フランシスコ教皇様は皆さまを愛していらっしゃいます。
500年前にミャンマーは福音化されました。今新たな福音化がミャンマーで始まります。幸せなことにミャンマーはまだ家族の価値を生きています。・・・私はムンバイの大司教区で家族の係をしていました。そして一つのことに気づきました。日々祈る家族で崩壊した家族はありません。皆さまにお願いいたします。家庭での祈りを怠らないで下さい。この500年記念に家庭にキリストがいらしてくださるように祈りましょう。
今日の福音で弱い人々、貧しい人々にキリストを伝えることが書かれています。最大の貧しさは孤独です。私たちには孤独な人々に愛を与え、奉仕する義務があります。
分裂や偏見を取り除きミャンマーが一つの家族になりますように。キリストは平和の王です。私たちはキリストの平和を家族に、職場に、国にもたらすものとなれますように。信仰を誠実に生きる者となれますように。マリア様の御取り次ぎによって、私たちがこれからの500年を始めることができますように。」
昼食はアウンサン将軍のオフィスだった所のレストランでミャンマー料理を頂きました。ミックスにとってのアウンサン家の影響は偉大です。
ヤンゴンのカテドラルの前にも大勢の信徒が集まり、歌い、踊り、心全体、身体全体で喜びを表現していた。
カチン族、カレン族など多くの種族が同じ心でスタジアムに集まり、一つの心で感謝の祭儀に与る。素晴らしい体験でした。神様からの大きなお恵みであり、これから真の信仰を生きるようにとの呼びかけでもあると思います。
ご参加下さいました皆さま、本当にありがとうございました。