春休みに行く 聖地イスラエル研修旅行 第6日目

朝早くに聖墳墓教会に向かいます。自由参加ですが、ほぼ全員が早起きしました。

昼間の雰囲気とは違う朝の様子の中、ゆっくりと祈ることができました。ちょうどカルワリオの丘の聖堂では司教さまと司祭のグループがミサをしており、ご聖体をいただくことはできませんでしたが、ミサにあずかることができました。

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そして今朝の聖墳墓教会でのミサから約三時間後、私たちは再び、思いがけずミサあずかることになりました。その場所は主の涙の教会。教会内からエルサレムの街をガラス越しに一望でき、素晴らしい教会ですが、ミサ中は中に入ることもできません。訪問した時はちょうどミサの最中。ところが、私たちは司祭のいないグループであることを知った係員が、「ご聖体をいただきたいでしょう?」と急遽聖堂内に入れてくださり、なんとご聖体をいただくことができました。チェコからいらしていた4名の司祭も、参列者ができたことは嬉しそうでした。平和のあいさつの時にやさしく笑顔&握手をしてくださいました。

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エルサレム旧市街を巡ります。これまで何度となく聖書の箇所を読み、日曜学校で子供たちと学んできたイエス様の最後の日々。二千年前に、本当にここにイエス様がいらした…そのあまりの事の重大さに、気持ちが追いつかずにいます。時間がぜんぜん足りませんが、とりあえず足跡を必死にたどります。

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聖墳墓教会の入り口では交通?整理がされていました。ギリシャ正教でしょうか、偉い方が通られるとのことで、なんだかものものしい雰囲気。

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お昼は中東料理のレストランで。若者むけの特別メニューはボリューム抜群のミックスグリル。喜んでもらえましたが、セロリをよけている人が若干一名(笑)

でも基本的にイスラエルの料理は、みんなの口にあったようです。

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午後はイスラエル博物館へ。彼らには死海写本館より、エルサレムの街の模型のほうがツボだったようです。「模型を上から俯瞰したい!」と肩車までして興奮していました。

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エンカレムで記念撮影。ガイドのSさんは次の(ステラの)お仕事のため、今日までです。残り少ない一緒の時間を存分に楽しみましょう。

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今日最後の訪問先は、ホロコースト記念館、ヤドバシェムです。普段巡礼ではなかなか行くことのできない場所。研修旅行の特別メニューです。世界史の授業がきっかけとして、または自分の研究材料として、それぞれ興味を持ってここへの訪問を楽しみにしてきました。

日本人杉原千畝さんを記念した植樹にも感慨深い想いでした。

「被害者でありながら、このあまりな前向きな作りに感動した」と、あるリーダーが感想を言っていました。この近代的な建物のテーマは「人々に記憶をしてもらう」ということ。忘れられてしまうことが何よりも恐ろしい、ホロコーストに限らず、様々な事件、災害に共通した思いでしょう。

平日の日中でありながら、館内は地元の若者たちであふれかえっていました。それを見る限り、この建物の存在は成功していると思えました。

 

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エンカレムからホテルまでの20分は、忘れられない20分になりました。ガイドのSさんとヘブライ語の歌を歌い、何人からかお礼の言葉を直接伝えました。急な展開でしたがみんなが真横で率直な感謝の気持ちを伝えることができました。

これでSさんとはお別れですが、この時間を喜んで、次の仕事に向かっていかれました。きっと感動で、ちょっとうるうるしていたと勝手に思っています。

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