春休みに行く 聖地イスラエル研修旅行 第5日目
旅もあっという間に後半です。バスの中で朝の祈りを行い、ベトレへムに宿泊していた私たちはまず羊飼いの野に向かいました。
イエス様が生まれたころのベトレへムの洞窟を体感します。地下にもぐると更にワクワクするらしい彼らです。
生誕教会はいつもながらの行列でした。イエス様が生まれた場所とされるところを目指し、辛抱強くまたなければなりません。
待つ間の感じ方はそれぞれ違ったようです。でも目的地に近づいた時にみた光の帯の幻想的な姿には、皆が言葉を失いました。この時間にしかみられないタイミングでした。
なにかの力を感じるこのスポットは、やはり正真正銘の聖地なのでしょう。
今日もみんな元気に過ごしています。お昼のサンドイッチ(シュアルマ)、男子は特大サイズをペロリ。おまけにデザートとしてマクドナルドのアイスも別腹で。
鶏鳴教会は、今回ここを一番楽しみにしていた人もいる人気の場所でした。一番弟子であるペトロが、3度「私は知らない」と答えた、実に人間らしい話に心打たれる人は多いようです。またここは拷問に耐えたイエスさまが閉じ込められた場所でもあります。その姿を想像し、つらい思いもありました。
イエス様が実際に歩かれた石段にも触れ、様々な想いに浸りました。
もしかすると今日もっとも彼らの胸に響いたのは、実はこのユダヤ教の聖地である「嘆きの壁」だったかもしれません。
ここにたどりつくまでに通ったユダヤ人街で沢山の子供たちの無邪気な姿にも触れました。正統派と呼ばれる黒装束のユダヤ教徒も私たちがお昼に食べたのと同じシュアルマを食べていました。宗教は違うけれど、自分たちと何ら変わらない日常がそこにありました。ユダヤ教徒、ユダヤ信者があのように嘆きの壁の前で真剣に祈る姿を間近に見、しかも私たちの願いを書いた紙もその聖なる場所においてよいという懐の深さ。
私たちも彼らの信仰に敬意を払い、意向のために真剣に祈りました。
ユダヤ教の最大の聖地に、時々投石をするイスラム教徒とのトラブルのニュースも、これからはまったく別の気持ちをもって聞くことができそうです。
キッパ姿の男子たちも祈りに真剣だったようです。誰が一番似合っていますか?