デーケン神父様と行くハンガリーとオーストリアへの旅7日目

おはようございます。
残すところあと2日になりました。今日はモーツァルトのアヴェヴェルムコルプスが生まれたバーデンと、オーストリア最大の聖母巡礼地マリアツェル、メルク修道院に行きます。

神父様曰く、危険を避けるため、モーツァルトを喜ばせるためにバスで入念に練習します。またこの歌詞の意味を味わいます。この世での死を迎えた後にご聖体をいただけるように、私たちは聖母の取り次ぎを願い今を生きていくことが出来ますように。





さぁ、本番です。
天に届くような歌声でした。モーツァルトも喜んで下さったでしょうか。


感動の涙を流していらっしゃる方もいました。


  

神父様のお名前の車を発見し、神父様も大喜びです。このお茶目なデーケンスマイル、いただきました!


 

聖母の巡礼地マリアツェルを訪れました。ツェルはドイツ語で庵を意味します。マリア様の庵という意味のあるこの土地は、一人の修道士が宣教中岩で道を塞がれてしまい、その時に持っていたマリア様にお取り次ぎを願ったところ岩が2つに割れ、道が通ったことを記念してここに聖母の庵を建てたところから始まりました。
私たちはその聖母のご像の前で、ごミサに与りました。来月からは巡礼者で溢れるこの街ですが、今日は雪が降り巡礼者の姿は私たちだけでした。


  

今日のお説教の一部
「困った時の神頼みという祈りもイエス様もなさったし、その祈りもありますが、やはり感謝の祈りも必要です。ドイツ語ではデンケン(考える)ダンケン(感謝する)、英語でもthinkとthankが似ているように考えれば考えるほど、いかに神からの人からの恵みをいただいているか分かります。全て当たり前ではありません」

この巡礼でも沢山のお恵みをいただきました。到着日はハンガリー、オーストリアは雪でした。その日は高速道路で300台の車が立ち往生したそうです。この巡礼も計画当初の予定はバスでしたが、時間的にみて飛行機で移動した方がよいということで変更され、その事態を避けることが出来ました。一週間いてやっと一日晴れたということもあるハルシュタットに到着した途端、素晴らしい青空を見せていただけたこと。聖母の心の清さを表すかのように雪の舞うマリアツェルを静かに巡礼出来たこと。挙げると切りが無いほどの感謝で溢れます。
マリア様、いつも私たちを助けて下さり有難うございます。


  

メルク修道院にやってきました。
ベネディクト会の修道院であり、学校にもなっていて900人の共学だそうです。素晴らしい建物に驚きの連続でした。


 

マリアテレジアもここを訪れました。


資料館は現代的なディスプレイです。
「聞きなさい」これがベネディクト会の最初の教えです。


 

そしてまた予想もしなかったことが!今日3/21は聖ベネディクトが亡くなられた日で、祝日でした。こんなことってあるんですね。はい、ありました!


 

この巡礼最後の晩餐に、出し物をしたい方と希望を募ったところ神父様ご本人が、比較文化という出し物をなさいました。どんな時でも私たちを楽しませユーモアで心を軽くして下さる愛すべきデーケン神父様です。