山下神父様と行く「聖母ご出現の地メジュゴリエ巡礼」第4日

今日もごミサで一日が始まります。
神父様のお説教は回心についてでした。
「今日の御言葉のテーマは回心です。福音史家は大切なことを言う時、見るという動詞をよく使います。眼差しを向けること。マタイに向けられた眼差し、金持ちの青年にもあわれみの眼差しが向けられました。今までやってきたことと、これからやることの具体的な変化、これが真の回心です。イエス様は私がきたのは罪人を回心させるためであるとおっしゃっています。原文ではメタノイアという名詞が使われています。改心ではなく回心です。改心では自分の過ちを改めることであり、人の努力に重きがおかれています。しかしメタノイアは神の与えてくれる恵み、方向転換を意味します。神の恵みが与えられ、自分の心を神に向け、今までの自分と今日からの自分が変わる。まず神の恵みにより神に出会い、歩む方向が神に向き、毎日の行動が変化してきます。レビ(マテオ)は座っていたのに立ち上がり、イエスに従いました。これにはとても重要な意味があります。人が神に心を向け、自分の生活を変え、信じて、神に向かった時、必ず、ファリザイ派のしたようにケチをつける人がでます。正しい人は全ての人に受け入れられるのではありません。病人であるから医者が必要
です。自
分が病気だと知らなければ医者には行きません。イエスを必要としている人間であることを深く認識できるように、この巡礼の間に考えましょう。私たちの弱さを知っている神、罪人を招いている神が私たちの遜りを受け入れて下さいますように。」



ごミサの後には「ご出現の丘」でのロザリオです。
石灰岩の切り立つゴツゴツの道を登りながら、喜びの神秘、苦しみの神秘、栄えの神秘、光りの神秘が約2時間半かかって唱えられました。
マリア様が繰り返し述べておられる「平和」「祈り」「断食」「告白」「和解」のメッセージが心に
こだましています。



この場所でマリーナは毎月二日にマリア様のご出現を受けています。聖母は数分彼女にご出現になります。
その日には大勢の人々がここに集まり、聖母からマリーナに告げられるメッセージを聞きます。



昼食の後、「チェナコロの共同体」で何らかの中毒から立ち直ろうとしている方々のお話しを聞きました。
「祈りによって、神様の恵みによって、自分に耐えながら、少しづつ努力して変わっていく。」(通訳していましたので写真がありません。ごめんなさい!)
孤児の施設「マザース・ビレッジ」も訪問しました。




聖ヤコホ教会の周りには何十もの告白所があり、大勢の人が行列して告白をなさっています。


メジュゴリエで貴族の家の跡に建てられたレストランでの最終の晩餐です。


ガイドのニコラさんありがとうございました!