山下神父様と行く「聖母ご出現の地メジュゴリエ巡礼」第3日

朝一番は、ごミサです。神父様のお話しを要約してみます。
「叙階式の時、司祭になる前の最後の許しの秘跡で、もう亡くなられた司祭から次のように言われました。ヘブライ人への手紙の中にキリストは弱さに同情できない方ではなく、助けて下さる方と書かれています。これからこのイエスに信頼して歩んでいくように。具体的な方法としては断食です。といわれました。食べるのがとても好きな司祭でしたが、イエスに従い、信頼して歩むために断食は手助けになるとおっしゃいました。四旬節典礼には断食がよく出てきます。ユダヤ教でもキリスト教でも断食は尊ばれてきました。神に心を向けるため大切な手段です。これは目的ではありません。食を絶つことによって、1番大切な人を私たちの中に迎えます。こうしてキリストによってみたされます。花婿がいる間にはできせん。神に来て頂くために大事なことを捨てます。自分の中にキリストを入れるためのスペースを作ります。神に心を向け、神に満たされた生活。私たちの心は何に幸せを見出だしていますか?それをしらなけばれ神以外のもので自分を満たそうとしてしまいます。私たちはメジュゴリエ四旬節を始めました。自分のもっとも大切なものを見出だすことができま
すように
。神以外のものを横において生きることができますように。」


「十字架山」での「十字架の道行」が始まります。神父様は四旬節色の借ズボンで皆の注意をひきました。


このように苛酷な、山登りをしながらの「十字架の道行」は世界で唯一ではないでしょうか?
尖って道に突き出ている岩、岩、岩の坂道を延々と2時間以上登りながらの道行です。イエス様の御苦しみに少しだけでも近づけたでしょうか?


第15留、「ご復活」まで全員で辿り着けました。身体はくたくたでも、心には平安な喜びが広がっていました。


ちょっと珍しいお姿の神父様の人気はすごい!
この皆様の清々しい笑顔がすべての辛さ、苦しみ、葛藤の後の達成感と、信仰が強められたことへの内的喜びを表しています。


このイエス様のブロンズの像の膝の横から涙のような水が溢れ出しています。これも不思議な現象です。