香港・マカオ巡礼 第四日目
1日たっぷりマカオ巡礼です。朝はまず世界遺産の聖ヨゼフ教会でグループだけのごミサ。たくさんの方々のご尽力により、ここでのごミサが実現しました。フランシスコザビエルのご遺骨のある聖堂で、マカオに巡礼にきた意味をみなで分かちあいました。かつてこの地にいたたくさんの日本人キリシタンの思いを想像します。もしかするといまこの地にその子孫がいるかもしれません。私達の信仰のルーツが確かにこの地にある、その長い歴史といま私達がここに巡礼にきている意味を考えるミサとなりました。
ミサのあと、修復に入った修道院の内部を特別にみせていただけることになりました。1700年代中旬にできた建物はいまにも床が抜けそうですが、やさしい光にてらされた館内のあたたかい色合い、時間の蓄積がおりなす重厚な趣き、とにかく素晴らしいものをみせていただきました。親切な係の方と集合写真もとりました。
マカオでおそらくもっとも有名な聖ポール天主堂。その地下納骨堂には日本人キリシタン殉教者たちのものすごい数のご遺骨が保存されています。日本にいつか戻れる日がくればと思いますが、追放されたキリシタンたちが日本から大切にご遺骨をマカオに持ち出し、長い間マカオで保存してくださったことへの感謝は決して忘れてはいけません。
午後は南にあるフランシスコザビエル聖堂を訪問。最近壁の色を塗り替えたばかりでした。中は工事中でしたがだいぶきれいになりそうです。
若く明るいマルチヌス神父様は皆から愛されています。
今日再びサプライズが。カテドラル横の司祭館に飾られている26聖人殉教の絵画をこの目で見て来ることができました。レプリカは普段聖ポール天主堂地下にあります。
今日1日盛りだくさんでしたが、最後の教会は香港でもおなじみの竹で組んだ足場で作業中です。静かに最後の祈りをし、ろうそくを供えたあと、竹組みの教会前で最後の集合写真。神父様は全員が入れるよう、ご自身のカメラを駆使してくださいました。このセルフタイマーをして走るお姿、すごく神父様らしさがでていると思いませんか?