ペラール神父様と行くフランス巡礼の旅 第十一日目
クロード・モネは1892年から1893年にルーアンの大聖堂の作品を33も描いている。
ジャンヌ・ダルクが火あぶりの刑にあった所には記念聖堂が建てられ、キリストのように、一度は犯罪者であったジャンヌ・ダルクが、死後、フランスの第二の守護聖人になられたことなどに想いを馳せた。
古い町並みもそのまま保存され、市場にはたくさんのチーズや果物、野菜など大変に豊かだ。
昼食は名物「鴨料理」。美味しかった!
聖テレジアのご両親ももうすぐ列聖されます。
ガイドさんが丁寧に教会の中を説明して下さいました。
聖テレジアの家にも行きました。この聖母像の所で幼きテレジアは幼稚さからの決別をし、聖人への道を歩き初めました。
ルーアンでの昼食後、大急ぎでリジューへ。
観想修道会・カルメル会で「天に至る幼子の道」を生きた聖テレジアのために、このように大きな教会が奉献されました。
神父様のお説教の一部(私なりに理解した部分です)
「ルルドから、ロカ・マドゥール、コンク、ヌベール、オルレアン、リジューなどいくつもの聖堂をみてきました。各街の人々の信仰表現であるこれらの大聖堂を間近に見てどう感じたのでしょうか。藤田画伯の絵は、猜疑心や疑いの顔。不条理な現実を表現したインパクトのある絵で、自画像は私たちをじっと見ているようでした。人からほめられたものではない生涯を生きた藤田が、どこを見つめているのか問うている絵。リジューの聖テレジアは若くして亡くなられた聖人です。日本にもテレジアの霊名の人は多いです。
今日の福音でイエスはファリザイ派の人々について話していらっしゃいます。不条理な現実の中で打ち砕かれそうな私たち自身も、愛によって相互に助け合うことや、上から目線ではなく世界の中で、神の御心を生きる者としてのメッセージであるなら、聖人は遠い存在ではなくなります。
イエスは十字架に至るまで従順に生きられました。人となられたイエスに心を寄せ、生涯を祈りのうちに生きたテレジアの生涯を思い起こしながら、聖心が表れる世界、神の思いを表す世界となるようともに祈っていきましょう。」