「須賀敦子の世界 イタリア編」第六日

「エレモ・デレ・カルチェリ」は聖フランシスコが孤独のうちに神に向かった山にある。
  
    

ここアッシジ平原にあるリボトルトの農家のあばら家で聖フランシスコの修道会が誕生した。ここに住んでいた時、最初の会則がイノセント三世教皇様によって承認された。
今日最後の訪問は聖フランシスコが宣教を開始され、また臨終の地にもなった「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ(天使の聖母)」である。ポルチウンコラ(小さな分け前の意)の鞘堂として建てられた。
  

生きた証人、敦子さんに愛され、生活もともにされた従姉妹Jさんの思い出話しには力があり、敦子さんの日常がより身近に感じられてきます。