松尾神父様と行く聖地巡礼 キリストの足跡を訪ねて 第10日目

帰国の日がやって来ました。でもこの1日がまた長いのです。ラストスパート、がんばりましょう。

ごミサはカルメル山の上にあるステラマリスのお聖堂で捧げられました。イスラエルはフランシスコ会の施設がほとんどとのことですが、ここはカルメル会の発祥の地です。

キリスト教にとっては汚点とも言える十字軍の歴史ですが、その兵士の中で闘いに虚しさをもち、観想に徹する人たちの中からカルメル会は誕生しました。人々の祈りに支えられているこの場所で、私達も祈り、また祈られていることを考えましょう…最後の神父様のお説教が終わりました。

ところで今日は独立記念日=バーベキューの日??
毎年イスラエルでは、この日は家族で、仲間でバーベキューをするのが恒例で、国民の80%がこの日にするとか!ガリラヤ湖周辺は大変なことになるそうです。もうひとつの巡礼団は大丈夫でしょうか。

カルメル山界隈もよい匂いがたちこめ、また、家々には沢山の国旗が。

カルメル山の山頂からの絶景。遠くに懐かしいタボ―ル山が見えます。沢山の山や海を見る旅でもありました。

カイザリアにあるローマ時代の円形劇場は、普段と違い、独立記念日用仕様となっていました。ここでは普段、皆さんで聖歌を歌いたくなるのですが、我がグループは…???

もちろん!合唱団の出番。素敵なハーモニーによる「ふるさと」にまたもや涙。

そしてアンコールがわりに???

自分達も舞台にあがり、歌っちゃいました!!

そしてなんという地中海の青さよ。
誰かさんではありませんが、一句よみたくなりますね。

だんだん終わりの時が近づきます。10日間お世話になったこのバスともお別れです。

今日の三食目は空港ちかくにて、開放的なカフェでした。念願のアイスも堪能できました。心残りはざくろジュースでしょうか。

この食事を支えてくださった、日本にいらっしゃるM様、ありがとうございました。

そしてガイドの享子さん、運転手のハゼムさん、初対面とは思えないほど意気投合しました。10日間ありがとうございました!

そして緊張の時、検査が厳しいテルアビブ空港の噂に、皆様顔がこわばります。しかしこれは、私達の安全のための検査で、済んでみると「これだけきっちりやるんだから安心だな」と心から納得できる検査でもあります。
皆様無事X線検査からチェックインまですみ、ホットひと安心!
しかし最後の手荷物検査で私達の大切な七つ道具のひとつが引っかかってしまいました(涙)。
ステラの旗の棒が危険物とみなされ、没収。布切れだけになりました。
次回から棒は割り箸にでもしましょうか。

そして経由地のインチョンにて、離団式を行いました。長い1日でしたね。朝のことが遠い昔のようです。
この日々でみたこと、聞いたこと、感じたこと、沢山ありすぎてまだ整理がつきませんが、また次回お会いした時に感想をお聞かせくださいね。

私はイスラエルが渡り鳥の中継地点で、フラミンゴやペリカンが上空を飛ぶ、という話がなんとも記憶に残りました。
変な話で締めてすみません。でも、イスラエルが身近な国になったことは、間違いありませんね!

ではまたお会いいたしましょう(*^_^*)