松尾神父様と行く聖地巡礼 キリストの足跡を訪ねて 第9日目

ガリラヤ湖での御来光で1日がスタートしました。幻想的な景色を見ながら、「主は水辺にたった」を口ずさみました。

昨日は戦没者記念日でした。そのため昨晩から今晩まで、お酒はお店では出されず、また賑やかな音楽なども控えます。私達も様々な場面でその影響を体感する1日となりました。
ホテルロビーにはロウソクが灯されています。


ごミサはカファルナウムにある聖ペトロ教会で捧げられました。ここはイエスにとって、ナザレの後の活動拠点です。
教会で歌った聖歌「ガリラヤの風かおる丘で」のなんと美しいことでしょう。今日はさながら「歌う巡礼団」。静かな戦没者記念日でも聖歌で神を賛美することはもちろん許されています。

そのあと少し北のバニヤスに向かいました。ここにはかつて異教の神殿があり、またイエスは迫害から逃れ、弟子を伴ってきた場所でもあります。
ヨルダン川の水源のひとつで、泉がわきあがり、緑が驚くほど多い、生き物の聖地です。
 

ガリラヤ湖遊覧も、半旗かかげられ、後半お楽しみの船上でのフォークダンスも、今日はお預け。
でも混成四部合唱の皆様にご指導いただき、しっとりとした遊覧ができました。


ブーゲンビリアが満開です。

お昼は聖ペトロの魚、セントピーターズフィッシュというクロダイの一種を頂きました。割り箸とお醤油とともに、皆様大変満足し、きれいに召し上がっていました。

割り箸に興味津々の隣アラブ人に、割り箸をプレゼント。意外に上手に操っていました!

山上の説教の教会では聖堂内で「その人は幸い」を歌いました。なかなか音をとらえるのが難しい曲ですが、苦手意識が消え、これからミサで歌うのが楽しみになりました。

本日最後の訪問地はペトロ召命教会。ガリラヤ湖畔で石や貝殻を拾うのがお約束。これは岩塩より軽いので、さらによいお土産になるでしょうか。

そして現在、現地時間の11時です。いつもは静かな宿泊先の外が、なにやら大変賑やかです。明日の独立記念日にむけて、花火も上がっているようです。この巡礼中、4月19日のホロコースト記念日を始め、いくつかの記念日と重なり、イスラエルが抱える問題を身近に感じる機会ともなりました。

さて、いよいよ明日は最終日です。