山下神父様といくイスラエル巡礼 第3日

巡礼三日目は、主のご変容の場所となったタボール山から始まりました。
山の中腹からタクシーに乗り換え山頂を目指します。
陽射しは温かいですが、風が強く肌寒い朝です。

神父様とMさんのツーショットです。
Mさんは昨晩7時間もお休みになり、すっかりお元気を取り戻し朝からお元気です。


でべそ山という意味をもつタボール山の山頂から、眼下に広がるエズレル平原を見渡します。この景色は、イギリスのコッツウォルズのようとIさんが仰いました。どこまでも続いていきそうな田園風景にホッとします。


  

主が三人の弟子たちを連れてご自分が神の子であることを証明されました。
その場所としてここタボール山が選ばれたのは、訪れてみて初めて分かります。この澄み切った空気と静かで平和な雰囲気には、後ろ髪を引かれます。


今日はお告げの祝日にあたり、世界中から絶えず巡礼者が訪れています。マリア様は私たちみんなの母で、皆様大好きです。そして、マリア様はそれ以上に私たちを愛して下さっています。
この聖母のお祝い日に、お告げを受けた場所に立っています。私たちの意志ではない神様のお計らいを感じずにはいられません。

今日のごミサは受胎告知教会の近くにある聖ヨゼフ教会で捧げられました。
エジプトから帰ってこられた聖家族が住まわれたところに教会が立っています。

今日のお説教
聖母マリアのように、自分ではなくもっと神に委ねることが出来たら、世界は変わるはずです。神の子を身ごもり、産み育て、自分の目の前で我が子が十字架に付けられました。そのような苦しみにあっても、マリア様は神を信頼し続けました。では、私たちが神を信頼出来ないのは何故でしょうか。そこには、将来への不安や恐れがあるからです。でも、それが信仰の門で神に試されています。避けられない苦しみの中で必要なのは、誰かが側にいてくれること。神様はガブリエルを通してマリア様に、神は私たちとともにいるとはっきり仰いました。私たちは聖母を通して神に全てを委ね力をいただけますように」


   

受胎告知されたほら穴です。
私たちが今まで持っていたイメージと比べていかがでしたか?


 

受胎告知教会からほど近い場所にお住まいのシュマンヌフ修道会のシスター磯村が、新しく建てられた施設の中をご案内下さいました。


キレイにお手入れされ、種々の草木が植えられたお庭から、受胎告知教会が見えます。


   

ユダヤ人であるマリア様についてのビデオを観せていただきました。
この他に、様々な宗教の人にも聖書の内容を簡単に分かるようにするための聖劇の舞台やスライド上映出来る設備も作られていました。

完成まであと少しです。他宗教の方々にカトリックを知ってもらう機会となり、またカトリック信者が自分たちの宗教への知識をより深められる場所となりますように。これからが楽しみです。