平神父様と行くイタリア巡礼の旅 第4日目

いよいよ平神父様が六年間過ごした地、アッシジに向かいます。故郷を離れて以来、ご自身の居場所探しにもがいていらした神父様にとって、アッシジは特別な場所です。皆にみせたかったあの景色が、とうとう現実のものとして、目の前に姿を表しました。
心なしか神父様も気持ちが高揚しておられるように感じました。

聖フランシスコ教会の聖堂でのミサは、現在アッシジにいらっしゃる谷村神父様もご一緒でした。

平神父様は、巡礼の意味について毎日お説教してくださいます。「出る」「見る」に続く今日のテーマは「伝える」。
このアッシジで目の当たりにした景色を、私達はとりあえず写真をとることで残し、記憶に留めておこうとしますが、やはり実際の景色は写真とはぜんぜん違うものです。みたものを相手に伝えることで、初めて見た事実が完結する…私達は自分の目に映ったアッシジの姿を、言葉で表現する作業からまず始めることになりました。

どこを切り取っても絵になるアッシジ。お天気にも恵まれ、これ以上ないほどパーフェクトな景色です。
  

聖フランシスコの足跡の流れに出来るだけ添い、いくつかの場所を見学し祈ります。
流れ出てくるような神父様の説明は、いつまでも聞いていたくなります。
  

ところで聖フランシスコ大聖堂においてあるリーフレットの日本語版は、平神父様がかつて翻訳されたものだそうです。
献金式でてに入れられるこのリーフレットは、日本人観光客にも大変役立つものであるに違いありません!