京都巡礼

東京駅を出発し、新幹線で京都を目指します。後ろにいる修学旅行中の高校生よりもおしゃべりに満開の花を咲かせていらっしゃいます。


京都教区の司教座のある河原町教会を訪れました。

ガイドのRさんと合流しました。Rさんは、お怪我された足を引きずられながら京都のキリシタンの歴史を丁寧にご説明下さいます。





巡礼最初のごミサは、地下の都の聖母小聖堂で捧げられました。

禁教時代に教皇ピオ9世によって祝別された聖母子像がフランスから日本に運ばれました。いつか宣教の自由が認められるようにという希望をこのご像に託し、司祭によって東山の将軍塚に埋められます。後にビリオン神父様によって掘り起こされました。無傷のまま見つかったそうです。

外国人の司祭の方々や先人の祈りと努力が今日の私たちに繋がっていることに気付かされます。
また、自分自身の信仰とは、どうであるかと振り返ります。


この場所で52人のキリシタンたちが信仰を貫き、十字架につけられ火あぶりにされました。その中には幼い子どももいました。今の街並みからは到底そのような惨い事実は想像出来ません。