溝部司教様と行く ぺトロ・パウロ・ナバロ神父様の足跡を訪ねて 第2日目

あいにくの雨の中、熊本港に向かいます。バスで約3時間、司教様、そして今回の巡礼の中心としてご尽力くださった丸尾さんのお話し、ガイドさんのご説明や皆さんとの歌声で、あっという間の3時間でした。

かつて東北にいらした司教様から、現在の釜石教会でのボランティア活動の様子も伺いました。震災から少し時間のたった現在、どのような形で活動することがよいかそれぞれが模索している中、大変参考になりました。

フェリーの中のご様子です。夜の「秘密の出し物!?」で盛り上がっている方々もいらっしゃいます。
 


今回のツアーは、四国で初めて道後に教会を建て、長崎で殉教された福者ぺトロ・パウロ・ナバロ神父様な足跡を訪ねるというテーマです。
フェリーを降りてすぐの今村刑場跡は、ナバロ神父が火あぶりの刑で殉教した場所です。
 

かつて膨大な数のキリシタン達が殉教していった島原には、まだ新しい、しかしながら殉教者たちへの思いの詰まった素晴らしい「島原教会」があります。
美しいステンドグラスには殉教の場面が描かれ、目をそむけたくなる気持ちと、それをしっかり見つめなければいけないという気持ちが交差します。


かつて四国でご活躍され、新しく大分教区で司教になられる浜口神父様が、今日の島原教会でのミサのためにいらして下さいました。
この素晴らしいお恵みに感謝いたします。
 

島原の乱の跡である原城跡は、現在発掘作業が続けられています。キリシタン史としてだけでなく、日本の歴史上でもあまりに有名な出来事に、発掘作業の進捗も私たちにとっては気になるところです。


しかしながらその場にたち、歴史の事実に思いをはせ、かつての信徒たちがしたように、マリア様の歌を皆で歌いました。遺跡からでてきたものをこの目で見る以上に、こうしていることでなぜか胸に迫ってくるものがあります。

これが「巡礼」の意味するところなのかもしれません。



さて、夜の宴の始まりです。
各地域ごとに積極的に芸をご披露いただきました。

たった2日でこんなにひとつになって、大いに騒ぎました。これも中心となる溝部司教様への、皆の強い愛情のなせる技でしょう。
 
 

そして最後はみんなでしっとり歌でしめます。

♪と〜もにあゆんでく〜だ〜さぃ! サンタマリア〜よ〜

夜ねるまで、この歌がまわり続けています。
おやすみなさい。