江戸殉教者史跡一日巡礼

3月6日(土)小雨降りしきる中、江戸殉教者の史跡巡りがスタートしました。

キリスト史の専門家でいらっしゃいます五野井先生の解説により、江戸で起こった殉教の跡地を巡りました。

日頃何気なく通り過ぎている場所で、信仰を守るために殉教された人々の思いを感じながら歩きます。


参加した方の中には、巡礼という目的の他にも様々な繋がりを発見し、嬉しい出会いもありました。


昼食の後は浅草教会にて、五野井先生から日本のカトリック史についての講座をしていただきました。先生の知識の豊富さと熱意を感じます。



高輪教会では教会の係りの方から江戸の大殉教についての説明を受け、江戸殉教者を讃える祈りを皆で唱えました。

小伝馬町の牢屋から札の辻の刑場まで連れてこられ火刑になった殉教者たちの様子を表した江戸大殉教図を見て、当時の悲惨さを感じました。

命と引き換えに信仰を守り抜いた先人の思いを、私たちも引き継ぎ次の世代に繋げていくことができますように。


本日の最終目的地、札の辻の刑場跡に向かいました。
オフィスビルの裏にひっそりと碑が佇んでいます。ここで殉教を遂げた人々がいたことを、今は感じられないほど、現代的な場所になっています。



最後まで熱心に解説して下さった五野井先生、どうも有難うございました。

東京駅まで向かうバスの中、大学グリー時代からの美声を披露して下さいました。先生の「長崎の鐘」、また聞かせて下さいね!