川村信三神父様と『キリシタンベルトを祈りながら』の巡礼の旅 第3日目 9月10日(水)


今日は旅程三日目。神父様から「旅の三日目というのは心のブレーキが出てきやすい。」とアドバイスを頂きました。皆さまとてもお元気です。
熊本の花岡山は、小笠原一家15人の殉教の地。



熊本港から島原へ。キリシタンベルトは海の道を渡る。オーシャンアロー号(フェリー)で約30分。有明海を眺めながら、思い思いに過ごす。
五日間私たちの道先案内人をつとめて下さる運転手の神崎さんと、ガイドの笹方さん。旅が順調で快適なのは、この素晴らしいお二人の力が大きい。


三本の指を切られ有明海に沈められた三人の幼い兄弟の殉教地。


島原教会でミサ。イスラエルにある山上の説教の教会を模して八角形。一枚一枚に意味があるステンドグラスが素晴らしい。
殉教者達は、ご聖体の意味をよく理解し、力を与えられ、そして勇敢に喜んで殉教したという。


今日の昼食は、島原名物の具雑煮。あご(とびうお)のだしが美味しい具だくさんの雑煮。


市の案内人に説明をしていただき、有馬川の殉教の地、セミナリオの跡などを訪問。炎天下の小路を頑張って歩きました。



原城跡。天草四郎の名で知られる島原の乱の舞台。37000人が非業の死をとげた。湯島またの名を談合島、その向こうに天草がよく見える。


口之津港は、イエズス会の綿密な測量の結果選ばれた港。巡察師バリニァーノ神父が布教の方針を話し合う会議を開いた。議題の一つは「教育」。日本人を高く評価し、セミナリオやコレジヨの設立を決めた。


今夜の宿は雲仙の地獄に1番近いところ。硫黄の温泉で疲れを癒す。夕食も豪華。