山下神父様と行く「ロシア巡礼」第2日
サンクトペテルブルグの朝。爽やかで気温は18度位かな。日本の皆様、申し訳ありません。
朝の祈りから始まります。
ピョートル大帝の像の前で。サンクトペテルブルクでこのような晴天の日は年に何日しかないとのこと。神さま、マリアさま、ありがとうございます。
車窓よりマリンスキー劇場や、聖ニコライ寺院、ミハイロフスキーバレー劇場などを観ながら。
ごミサは「エカテリーナ・カトリック教会」で捧げられました。
「今日の福音は昨日の続きです。永遠の命を得るためにはどうしたらよいか。金持ちの青年のこの質問に対して、イエスはまず、掟を守ること、そして、全てを捨てて従うこととと言いました。青年は悲しみのうちに立ち去っていきました。金持ちだったからです。この箇所は、救いを自分の力やよい行い、財力などで手に入れようとする人間への警鐘です。救いは無償で与えられる神の恵みです。功績、名誉、財産など、この世で積み立ててきたものでもらえるのではありません。私たちがこの世で得てきたもの、努力して頑張って得たもので勝ち取れるものではないのです。もし、そうなら愚かな金持ちと同じで、この世のものにのみ信頼する生き方となってしまいます。私たちにとって大切なのは、全てを与えて無償で与えて下さる神に信頼し、全てを委ねること。けれども、何でも神様に任せっぱなしにしてしまう生き方ではなく、自分のできることを果たし、その上で神に委ねること。自分もがんばり、その努力をも神様に委託する、そういうことです。実際にお金を持っている人が救われないのではなく、お金がもたらす権力、名誉、そのような世俗的力に執着している人には救いが遠い、という意味なのです。来たるべき時、私を天の国に迎えて下さる神の御前に出るその時に、自分が何に信頼してきたかが問われるでしょう。その時、私を救って下さるのは、積み上げてきた財産か仕事と名声か、それとも無償で私たちを天の国に招き入れようとしてくださる神様なのか、今この時からよく考えて生きる必要があるでしょう。」(文責:小池俊子)
楽しい昼食です。こちらは、運転手のビタリさんと、ガイドのオグリさんです。
外は25度位でしょうか?爽やかな風が吹いて、気持ち良い天候です。
ご家族の皆様、ご自分の奥様や、お母様など見つかりましたか?
これが、こちらのビーフストロガノフです。年を取られたストロガノフ卿が、大好きなお肉を食べられるようにと、料理番がこの料理を創作したそうです。
日本のものは、日本文化の中で変えられていったのでしょうか?
昼食後にイサク大聖堂訪問です。今はモスクワに移されていますが、元ロシア正教の本山だったところです。聖イサク・ダルマツキに奉献されています。ピョートル大帝のお誕生日5月30日には、こちらで盛大にお祝い日が開催されます。
フランス人の建築家・モン・フェランが半生をかけて造りました。
こちらは「地の上の救世主教会(公式名はハリスト復活大聖堂)です。1881年3月13日、ロシア皇帝アレキサンドル二世がここで暗殺されたために、このような名前で呼ばれています。
壁面は無数のモザイク画で彩られています。