山下神父様と行く「五島列島巡礼の旅」第1日
朝は土砂降りで、「カッパと傘の用意をして下さい」とのガイドさんのメールがジェット・フォイルに届いていたのですが。
福江港に到着してから、終日、傘はいりませんでした。神様に感謝!
10月は、ロザリオの月。「水の浦教会」でロザリオを一連唱えました。
巡礼最初のごミサは「井持浦教会」で捧げられました。
「今日の第1朗読と福音から一つづつテーマを黙想致しましょう。第1朗読はパウロのエフェゾの教会への手紙です。キリストは二つのものを一つにして、敵意の壁を取り壊し、平和をもたらしたという言葉に注目したいです。
イエス・キリストが派遣された時に受けたのは、平和があるようにとのメッセージ。平和の使者になること。
二つの違うもの。分裂したものを一つにできる人は、真理を持っているひとです。職場でも、家庭でも、分裂のある所に一致をもたらすことができる人は、信仰のある人、徳のある人、平和な人であることは、宗教を超えた社会でも言えることです。そういう実践が出来ているか考えなければなりません。私たちは時として、自分の言葉や行いがうまくいかないと思うこと、また、人とうまくいかないことがあります。家庭でも職場でも、主人がいつ帰ってもきちんとしている僕。いつ帰っても良いように準備していなさい。
15才で亡くなったドミニコ・サビオは、要理の時間の「もし、今、死ぬとしたら、どうするかとの問いに、「今していることをやり続けます。」今、終わりが来ても、命の終わりが告げられた時、いつ神から呼ばれても良い生き方。そのような生き方をするように神から呼ばれています。聖母の御取り次ぎを願いましょう。」
井持浦 の教会には日本最古のルルドがあります。
そこで、ロザリオを祈り、お水を頂いて聖母の御取り次ぎを願いました。
「大瀬崎断崖展望所」からの夕日です。雨で始まった巡礼でしたが、夕方にはこのように美しい日の入りです。神さまに感謝!
今日一日の巡礼について神父様は、ヨハネの黙示録2:1-5を読み。次のような黙想のポイントを与えて下さいました。
「あなたは、はじめの頃の愛から離れてしまった。だから、とこから落ちたかを思い出し、悔い改めて、はじめの頃の行いに立ち戻りなさい。
ここで読まれたのは回心への招きです。神はすべての行いをご存知です。努力や功績を見ていて下さいますが、しかし、私たちには、変えなければならないことや、良くない行いがあります。はじめの行いから離れてしまっています。
巡礼は、日常から離れて、神のことを考える時間と場所です。はじめの頃の状態、初心に帰る時です。人生の節目での決断をした時の思いは、一生を大きく左右します。最初の決断に忠実な人は、さらに良い方向に進みますが、全く違うことをしてしまうと、悪い方向に行ってしまいます。神はあなたの労苦、忍耐を知って、回心を促されています。私たちの日常は、全てにおいて、初心貫徹ではありません。そうなっていないことの方が多いです。旅の数日間に、最初の決断と私たちの日常がどうなっているか、神の恵みと聖母の取り次ぎのうちに反省してみましょう。
日常生活を振り返り、黙想して、祈りを捧げましょう。」