外川神父様と行く平戸・生月・黒島巡礼第四日
いよいよ最後の「隠れキリスタンの地」外海に向かいます。
皆様うとうとしながら、小雨の中2時間ほど バスに揺られて、黒崎教会に着きました。神父様が聖堂の外で出迎えて下さり感激です。
黒崎教会はフランス人宣教師ドロ神父様によって1920年に建てられた、レンガ造りの建物です。
ごミサ中で神父様は「キリストはいつもそばに居てくださる。その慈しみの眼差しをいつも感じながら生きていく。又その眼差しを家族、友人、まわりの人々に与えあう。ドロ神父様の元で信仰を頂いた人々は、その神様の眼差しを大切にした。」とお話下さいました。
次は「遠藤周作文学館」です。この地域は、キリシタンの里とも言われ「沈黙」の舞台となったところです。「人間がこんなに哀しいのに主よ 海があまりにも碧いのです」と刻まれた碑があります。
昼食は五島灘を目の前にした道の駅の中のレストランです。ビュッフェスタイルで地元で採れた野菜、お魚などが並んでいます。
最後の訪問する教会は、出津教会。1882年にドロ神父様により建設されました。
この教会の周りには、いまだに独自の形で信仰を守っている「隠れキリスタン」が多数存在するそうで、
神父様方は「カトリック教会にもどるように」との働きかけを根気強く続けていらっしゃるとのこと。
近くの「ドロ神父記念館」まで、小道を下ります。雨もやみ、気持ちのよいお散歩です。
ドロ神父様は1868年28才で石版印刷の技術を伝える為に来日し、そのうちの33年間、外海の人々に宣教と社会福祉や産業開発に、ご自分の私財を投じてつくされました。神父様の遺品が展示されています。
バスは長崎駅に向かいます。福岡空港からご参加の4名の方々とお別れです。
またお会い出きるのを楽しみにしてます。
その後長崎空港へ。
女性軍はおみやげを買ったり、お元気です。
羽田空港で解散。それぞれ現実の世界に戻られました。