山下神父様と行く「聖地巡礼」第10日

先日、ご変容の教会に来たのですが、あまりにも大勢の人で引き返し、今日は、朝一で、またやってきました。1週間遅れの、ギリシャ正教コプト教会の皆様が聖地に押し寄せていらっしゃるためです。

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聖地のどこででも、聖書を朗読され、解説を付け加えて下さる神父様。皆さま、有り難い気持ちでいっぱいです。

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今日のごミサは巡礼最後のごミサです。ハイファの「ステラ・マリス」で捧げられました。

「福音はヨハネの朗読です。ヨハネは、天と地、上と下、光と闇という風に二元論を使い、神の真理とこの世の知恵と言った、比較対照のうちに話しています。この方、イエスが天と地を結ぶ方、私たちを永遠の命に結ぶ方です。私たちは永遠の命に招かれています。神の御言葉を聞くだけではなく実践すること。御言葉を通して少しずつ実践していくこと。二元論のうちに語られることは、最終的に人と神とが一つになること。そしてこれは絶えず愛のうちに行われます。イエスはペトロに、愛していますかと三度聞かれます。許しただけではなく、さらに深い愛でペトロと結ばれます。人が本当につながるのは、愛を通してです。趣味とか、人間的なことによる繋がりは壊れやすいです。裏切りを体験しても許し合うこと。神による愛の絆がなければ、共同体は形成されません。愛による共同体は、天の国の共同体の反映です。神の愛による共同体、これが天の国です。キリストが教えた愛、仕える愛を実践すること。主の食卓で皆が一つになります。これは、天の国で完成される愛の写しです。今回の巡礼で、イエスが初めてミサを捧げられた場所や、ご受難の場所、また、公生活をされた町々を訪れました。最終的に、この世で一つになることを完成された姿で味わえるのはミサ聖祭です。巡礼を通して皆様と分かち合えたごミサは天国の前触れであり、神の栄光を賛美する場です。神に感謝を捧げ、マリアがこの道を守り、導いて下さいますよう、心から祈りたいものです。」(文責:小池俊子)

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地中海に面して導水橋があります。

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ガイドのSさんが熱心に説明して下さるのは、カイザリアの半円形劇場です。

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カエザリアのヘロデの宮殿の跡。

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最後の訪問地は、テレアビブ・ヤッフォーの皮なめしシモンの家です。