「五島列島・長崎巡礼」第1日

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井持浦教会での巡礼最初のごミサです。

ヨハネ福音の13章から17章までは最後の晩餐の時の言葉です。ギリシャ語で「信じている」と命令形の「信じなさい」というのは同じ形です。私たちは神を信じているから、心を騒がせることはありませんが、そう簡単に神を信じることができないことがあります。そんな時、弟子の言動が私たちを安心させてくれます。イエスは私を見たものは父を見たのであると言っています。私たちは、受洗前後の様々な状況の中で、神様がいると感じた体験がありました。信じている人々との触れ合いからも、自分にも分かる信仰の確信 を得たことがあります。けれども、 誰も神様のことは分かりません。神の業、私たち一人一人に教えて下さった業によって分かります。

第1朗読には、助祭制度について書かれています。キリストの12人の弟子を助け、食事の世話をしたり他の必要のために助祭が選ばれました。神の民への奉仕。この奉仕が創世記から黙示録までの中心テーマです。私たち人間は仕えるように創られています。仕えるということが人間の本質です。相手からの見返りがどうあろうとも、本当の奉仕をした時の喜びは、私たちの魂を満たすものです。奉仕は今、どこででも求められています。人のために奉仕する人がいなければ、全ては良くなりません。神に仕える人が求められています。この巡礼で日常を離れて、環境の違うところで、私が、神のように、人に奉仕するものとなれますよう祈り、願いましょう。」

今日の典礼ご担当のMご夫妻、ありがとうございました。