山野内神父様と行く「聖地イスラエル巡礼」第5日

　　　　　

今日は、ユダヤ教徒の「ヨムキプール(大贖罪日)」です。労働を一切せずに１日断食をする贖罪の日です。そして、車で走っている人を見ると熱心なユダヤ教徒は石を投げます。私たちは、出かけるどうか話し合い、祈りのうちに出かけることにしました。熱心なユダヤ教徒が住んでいる場所ではガイドの西郷さんも静かになって。

カナではこの４名が結婚25周年をあと二組も結婚の更新です。

「司祭になった時の最初の結婚式がこのアルジェンチンのカップルです。結婚している方々に神の祝福を祈りたいです。人生の水を喜びのぶどう酒に変えて下さいますように。妻が夫にとって、また夫が妻にとって喜びとなっているでしょうか？時間とともにぶどう酒が足りなくなってきます。幸せが少なくなってきます。そのような時にマリアさまのような人がそばにいて下さったなら。それぞれの場所で努力すること、これが水です。一生懸命にやってもぶどう酒にならないことがあります。その時には神様にお任せしましょう。そうすれば、もっと美味しいぶどう酒、もっと大きな悦びに変えて下さいます。」

　　　

皆さまの結婚生活には、いろいろなことがありました。

「もう別れようと思ったこともありました。子供を連れて自分の国に帰ろうと思ったこともありました。けれども、その時に神様のお恵みがありました。今日、二人の愛が最初の愛に変わりました。」

　　　

娘からご両親に指輪がプレゼントされました。

結婚更新の皆さまも幸せそうです。カナ、結婚式での最初の奇跡の場所で、結婚なさっている皆さまの水がぶどう酒に変えられました。

　　　

町には真っ赤なザクロが並び、アラブ人の多い町、カナ、ナザレトは生き生きとしています。

お昼には、結婚25周年お祝いのケーキが。

　　　　　

ナザレトの「お告げの教会」の入口にフィリピンの聖母が、そして、聖母の家、お告げの所には誰もいなくて、ゆっくりお祈りすることができました。２階の出口に日本の聖母が厳かに立って、私たちを待っていて下さいました。アルジェンチンの聖母は立ち入り禁止内、遠くから眺めることが出来ました。

　　　　　

聖母の家から300メートル位離れた所に聖ヨゼフの家がありました。謙遜に、強い信仰をもって聖家族を守られた聖ヨゼフ。とても珍しい、マリアとヨゼフの婚約のステンド・グラスです。

　　　　　

夕食の後、集まってお祝いの締めくくりです。二組のご夫婦にプレゼントも贈られました。これからも愛と忍耐強さで神への道を手を取り合ってがんばって下さい。