山下神父様と行く「メキシコ巡礼の旅」第9日

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巡礼最後のごミサはホテルの近くにあった教区の教会で捧げられました。木曜日はご聖体顕示をする日ですが、私たちのために中断して教会を使わせて下さいました。今日は聖アウグスチヌスの祝日です。

 

「聖アウグスチヌスは放蕩の若い時期、ミラノでアンブロジオに会います。放蕩の生活をしていましたが、才能に恵まれ、教師として生きていました。ミラノで修辞学の教師をしている時にアンブロジオと出会いました。キリスト信者ではなかったアンブロジオが司教になります。アウグスチヌスは野心に溢れていましたが、アンブロジオの教えを受けて改心します。アフリカに帰って司教になりました。彼のため母モニカは祈り続けました。集会祈願の中に、あなたのうちにいこいを見いだすことができますようにとあります。聖アウグスチヌスは、あなたに憩うまで、私の心は安らぎません、と言っています。神は人をご自分の似姿に創られました。あなたのうちにしか本当のいこいはありません。学問や地球上の真理の中に神を探すために悪戦苦闘した聖アウグスチヌス。真理は自分の内にありました。自分の中に神を探すべきでした。永遠の命である神の存在です。当時の人々は終末が今来ると思っていました。私たちは自分をそこに置くのが難しいのなら、死の時を想い、考えましょう。

いつ神に呼ばれてもよいように。そのような生き方をすること。今、この時に、死を目前にして生きる。死に心を向けて生きることは、とても大切で、必要なことです。天の国の、真の命を信じ、そこに向かって生きること。この世での命を終えた時に与えられる永遠の命。キリスト信者固有のお恵み。今すべき大切なことをする。人間に本当に必要なことは多くはありません。死と永遠の命を考えると、何が一番大切か自ずと分かります。そのような生き方をしていきたい。」

 

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出発までの時間、ホテルの中庭で最後のメキシカン料理を囲んで、和やかな、ゆったりした時間を過ごしました。

 

山下神父様のご指導のもと、皆さまの心にもっと神を求める気持ちが強められました。ありがとうございました。

 

8月28日19時、メキシコ・グアダラハラ空港を出発して、メキシコシティを経由して、成田には、30日朝7時に無事到着しました。