松尾神父様と行く平戸•生月•中江の島•天草巡礼二日目

今日は殉教の地であり、また今日でも隠れキリシタンたちが聖水として使う水が湧き出ている中江の島まで船で移動しました。ところが、昨晩から強風が吹き海がしけていたため、希望者のみ船に乗り中江の島まで行くことになりました。「ここに行くために巡礼に参加しました!」「殉教覚悟で行きます!」という頼もしい方々もいらっしゃり、約3分の2の方が船に乗り出かけました。残られた方々はフランシスコザビエル記念聖堂など平戸巡礼をされました。





島に上陸して海風にさらされながらロザリオをなさり、殉教者の気持ちに寄り添われた方。また、船から殉教者にロザリオを捧げられた方。どちらも中江の島を一目見ようと、皆様命懸けです。この真剣な気持ちは殉教者たちに伝わっているはずです。

業務連絡。Yさんのご主人、これはピクニックの写真ではありませんよ。






中江の島でお祈りを捧げた後の昼食の時間は格別に感じました。新鮮なお刺身や煮物、地元の味を心ゆくまで堪能しました。
これは最高の贅沢ですね。




山田教会でごミサでした。ここにはおそらく世界で一つしかないであろう蝶々の羽で作られた7つの秘跡のレリーフがあります。素晴らしいです。






風はありましたが、よいお天気に恵まれました。藤のキレイな季節です。






かつて、だんぢくという白い竹の繁みに隠れていた三人のキリシタンの親子がここで役人に見つかり、殉教をしました。隠れキリシタンの方々も毎年ここを訪れます。




だんじく様までの階段のきつい事!それでも皆様、信仰に突き動かされながら足を進めます。



今日は生月と平戸だけでしたが、相当なボリュームのある一日となりました。そして、ホテルに着いてからは、カクレキリシタンの専門家でいらっしゃる宮崎賢太郎先生に講義をしていただきました。皆様日中のお疲れはどこへやら、興味深いお話に気が付けば眠気も飛んでいました。






お夕食時に先生に質問をされた方もいらっしゃいました。最後は先生の著者「カクレキリシタン」にサインをしていただき、よい記念になりました。先生、長崎から来て下さり有難うございました!