高山右近の足跡を訪ねて

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今朝のミサは彦根教会。昨晩寄ったセミナリオは、この彦根教会と同じ小教区とのこと。

高山右近の足跡をたどる中、実際の場所を知ることで、その歴史的なできごとがより生き生きと自分の目の前で動き出してくる、そんな感覚を何度となく味わっています。

 

神父さまのお説教では、高山右近と細川忠興の関係にふれられました。真の友として親交が深かったと思われる二人。マニラに追放になる際、わざわざ熊本から見送りにきた細川氏の姿が、そのことを証明していると言います。右近が人々から慕われ、多くの人々をキリスト教に導いた彼の慈悲の心。今日の福音にもある、弱いものに対する慈しみの心を私たちももう一度振り返りましょう…

高山右近の姿を身近に感じ、本当に近くにいて欲しい、実際に出会いたい、そう思わされるお話でした。

 

午後は金沢に到着。郷土史家の木越さん、そして牧師である奈良さんという、高山右近にお詳しいお二人によるご説明で、金沢市内をめぐりました。

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突然の雷雨もうまく切り抜け、浅野川沿いの茶屋街、金沢城公園などをたずねました。これまで観光できたことのある場所が、実は高山右近がかかわっていた事実をしり驚くとともに、ただの観光名所が全く別の輝きを持ったように感じたのは、私だけではないとおもいます。