デーケン神父様と行く 嬉野 平戸 生月 長崎への旅
日曜日の長崎訪問は、サプライズやらトラブル満載でした。
残念ながら、大浦天主堂の被爆マリア像は、大司教館でのミサのために貸し出し?中。数分差で出会えず。
でも日曜日のため普段は入れないエリアにあるルドビコ茨木の像には出会えました。
神父様はあどけない殉教者の像を前に笑顔です。強い日差しもわすれ、撮影大会開始。そのためすっかり、季節はずれの日焼けをしてしまいました。
大浦天主堂では、ちょうど結婚式をやっていました。大浦天主堂にひびくオルガンの音色に心が洗われました。
超過密な長崎市内での半日スケジュールでしたが、なんとか無事終了、平戸に向かいます。
ごミサをあげた紐差教会は、五島の教会をふた周りくらい大きくし、天井をもちあげたような感じでした。ステンドグラスからさしこむ午後の日差しはオレンジ色。あたたかな光は私たちをこの場にずっといたいという気持ちにさせてくれました。でもそうもゆっくりはしていられません。過密スケジュールでごめんなさい。
本日最後の訪問場所はザビエル記念聖堂。四時半までという開門時間をとうに過ぎていましたが、シスターのご配慮で開けていただくことができました。今日もギリギリなんとかなってホットしました。
神父様のお説教では、当たり前とおもわずすべてのことに感謝の気持ちを、とのお話しでしたが、感謝しきれないほどのお恵みをいただいています。
夜は今回の一つのテーマであるカクレキリシタンについて、第一人者の宮崎先生に講演会をしていただきました。
潜伏キリシタンがカトリックの信徒として復活する一方で、独自の民族信仰を継続し現在にいたるカクレキリシタン。初めて聞く話や映像はまさしく目から鱗の世界であり、興味津々の内容でした。
日本のカトリックの歴史を知る度に、自分たちと同じ信仰をもつ彼らの生き方に感銘をうけたり、考えさせられたりしてきましたが、教えのもとの部分がここまで違うことを知り、多少の混乱はあります。それでもやはり、250年もの間引き継がれてきたというそのゆるぎない事実は確かなものです。
明日の生月の巡礼がさらに待ち遠しいものとなりました。
最後の晩餐は宮崎先生を囲んで。
誕生日ケーキのサプライズにTさんも喜ばれ、和やかな夕食となりました。今回の参加者のNさんが、今日宿泊した旅館の若女将と親友同士だったという偶然もかさなり、いろいろな縁を感じました。うれしいものですね。