森山神父様と行く長崎,外海,雲仙への巡礼

巡礼3日目はシスター片岡のお話を長崎純心大学のキャンパスのお聖堂で伺いました。


潜伏していたキリシタンたちの信仰について、原爆の時のお話や学校の歩みについて小一時間お話をして下さいました。お忙しい中、私たち巡礼団のためにお時間を作って下さりありがとうございました。


お二人は小学校の同級生でいらっしゃいます。同級生の中から神父様やシスターになられた方が4,5名いらっしゃるそうです。さすが浦上っ子ですね。



平針教会と同じ方が描いた絵を神父様が見つけられました。


島原教会は真福八端にちなんで八角形で出来ています。外壁の一辺一辺にみ言葉が書かれています。


教会の随所に建設当時主任司祭をしていらした神父様の想いが込められています。祭壇の壁のデザインは、ロザリオをモチーフにしています。写真からは分かりにくいかもしれませんね。


求道者に公教要理を教えていらっしゃる中、私たちのために島原で起きた殉教の話を涙ながらに話して下さいました。パウロ内堀作衛門は目の前で三人の子の指を奪われ、更にむごい仕打ちを受けて殺されていくのを見ました。どんなに辛かっただろうかと思いながらも、同じ信仰を持ち神様に全てを捧げ切った息子たちを誇りに思ったことでしょう。強い信仰がなければ、乗り越えられない出来事でした。


島原の乱では、陣中旗にご聖体が描かれていました。



パウロ内堀作衛門の息子三人は、2008年に列福されました。


グループ最後の夕食で、それぞれ巡礼の感想を分かち合いました。


迫害された人々、その末に殉教された人々の話を聞きながら、長崎•島原•雲仙の強い信仰に触れてきました。

命に代えて信仰を守り抜いた先人たちの生き方を通して、私たちにもメッセージが与えられています。それは人それぞれに違うと思いますが、与えられたものを日々の信仰に生かしていくことが出来ますように。



迫害する人と迫害に耐える人。どちらも同じ人間です。どちらにもなり得る両極端の人間の姿を見せられます。


ステンドグラスの美しい教会でした。


巡礼最後のごミサは島原教会でした。
4日間いただいたお恵みに感謝します。


地獄と呼ばれる100度以上の熱湯が噴き出す場所でも、殉教した方が沢山いらっしゃいます。


諫早でお一人、そして名古屋でさようならです。またお目にかかれますように。どうもありがとうございました!