森山神父様と行く長崎,外海,雲仙への巡礼

森山神父様と行く長崎、外海、雲仙への巡礼が始まりました。
名古屋と大阪からのご参加のため、新幹線の後、電車に乗り換えて長崎を目指します。車窓から見える風景を楽しみながらのゆったり旅はなかなかよいものですね。



まず最初に二十六聖人が殉教された場所を訪れます。


二十六聖人記念館館長ルカ・レンゾ神父様が私たちを出迎えて下さいました。


当時この丘は海から近くまた港に入ってくる外国船からもこの死刑場がよく見えたそうです。そこに一列に立てられた26本の十字架を黙想しました。

京都から西坂までの800kmの道のりは過酷なものに見えますが、信仰を証し出来ることへの喜びを感じていました。その姿はキリシタンだけではなく、民衆の心に深く強く刻まれました。


国宝に指定されている大浦天主堂は、私たちにとって特別な場所です。200年もの間、潜伏していたキリシタンたちがここで発見されました。これは「東洋の奇跡」と言われ、世界のキリシタン史においても奇跡的な出来事でした。

教会の中には信徒発見の時からの聖母マリア像を今でも見ることが出来ます。今日の信仰の原点に触れました。


神父様は幼少期、今ほど整備されていない敷地で茂みの中に佇むこの十字架をよく見ていらっしゃったそうです。長崎が故郷でいらっしゃる神父様の生活を伺うと、教会や信仰に対して距離が近く自然なのを感じます。


お夕食場所まで歩く中、神父様が臨時ガイドさんとなり街の説明をしてくださいました。故郷である長崎を少しでも沢山見て欲しいと思われる神父様のお姿はとても微笑ましいです。ありがとうございます。