トルコ・聖パウロの足跡を訪ねて 第十日目

この巡礼最後のごミサはクシャダシのホテル会議室で捧げられた。
神父様のお話し。「すべてのことに時がある。植えるのに、刈るのに、泣くのに、語るのに、愛するのに、憎むのに。この旅で毎日聖パウロについて学んできました。模範的な聖人です。マリアも大勢の人々が男女を問わず洗礼名として頂いている。マリアの家にはカリフォルニアからの新しい修道会のシスターが、マクシミリアン・コルベの精神によって生きている。抽象的理念より、実際に生きている姿には強いインパクトがある。聖パウロは、時間の尊さを生きる。クロノス・物理的時間ではなく、聖パウロが言っているのはかけがいのない、もう二度と帰ってこない時間。デーケン神父様にとっても?小学生の時にナチのエリート校への推薦入学を断ったこと、?終戦の時に少年だった神父様の前でおじいさんが射殺されたが、汝の敵をあいせよとのイエズスのお言葉を思い、その兵隊に向かってようこそと言えたこと。?死にゆく人と過ごした3時間という決定的な時の体験があり、イエズス会入会を決心し日本に行くという希望を出した。過去より今、今日大切なことを決断しなければならない。」
  


トルコの革屋さんのファッションショウ。プロも顔負けのすばらしいモデルさん達です。