松尾神父様と行く聖地巡礼 キリストの足跡を訪ねて 第5日目


これは三度目の正直、になるはずの後ろ姿でした。

今朝もまた聖墳墓教会のお墓めざして早起きしました。昨晩の夕食をご一緒したもうひとつの巡礼団が、今朝のミサの場所が私たちの目的地、「聖墳墓教会のお墓の中」だということで、そのミサに一緒にあずからせて頂くことにしたのです。

しかしながら、その予約はなぜだか覆され、私達はその後何回かのチャンスに挑戦しましたが、各国の巡礼団の人数に圧倒され、結局お墓にたどり着くことはできませんでした。

残念ですが、イスラエルにまた来る理由ができました。そのことを神に感謝したいと思います。一度ですべて済ませる、なんて無理なのかもしれません。


そしてエルサレムを後にし、近郊のベタニアにあるラザロの墓を訪ねました。今朝の出来事で意気消沈し、寝不足によるお疲れも心配です。

ここでは狭いと思った墓の内部にグループ全員の方が入れました。のぞきあなからの記念撮影。皆さんの笑顔が本当に印象的です。
イエス様のお墓とはぜんぜん違いますが、私はこの笑顔をみてホッとしました。まだまだこれからです!
  

これが私達には有名な?からし種の花です。

ごミサは聖ラザロ教会で行なわれました。
ここベタニアは聖書では、イエスがエルサレムにのぼる前など、度々立ち寄った「心休まる場所」として描かれています。私達にとってのベタニアはいったいどこでしょう。
そしてマルタがマリアに焼きもちをやいた場面もこのベタニアです。マリアもマルタも、イエスのためにと思って一生懸命働いたのであれば素晴らしいのですが、そこに相手に対する妬みや嫉みが入っていたとしたら、と反省をうながす場面です。
私達も、自分にしかできない役割を、どれだけ喜んでイエスのために果たしているか? 松尾神父様に問われてドキリとさせられました。

日々の中でつい相手と比べてしまったり、嫉妬して卑屈になる心など、様々な弱さに共感し、また反省させられたお説教でした。


そしてマサダに向かいます。今日は一気に海抜マイナス400メートルの死海沿岸まで下ります。

途中海抜ゼロメートル地点で、ラクダと一緒に記念撮影。
  
  

死海文書が見つかった、クムランの洞窟へ。日差しが強く、今日は水分補給もより積極的に。
  

かつてローマ軍に攻撃され、女性や子供も含めて大勢のユダヤ人が集団自決したマサダ。歴史上も有名な場所ですが、ここではイスラエルの軍隊の入隊式も行なわれ、イスラエル人、ユダヤ人も普段よく訪れる場所とのこと。他の観光地とはちょっと違う、大切な場所です。
  

死海も見渡せ、絶景が広がります。

運転手のハゼムさんが用意してくださっているミネラルウォーター。
ヘブライ語の商品名のロゴが、「水」の字にみえませんか???

今回の行程は、大変珍しく死海に二泊します。明日またゆっくり死海浮遊体験をしますが、今日も!!というお元気な皆様と、夕食前に初浮遊。夕暮れ時の死海も神秘的でした。

長い長い1日でした。もう今朝のことなど、遠い昔の出来事ですね。
  

「竹内神父と行く 聖地イスラエル巡礼の旅」第四日目

「朝早く週の初めに、」マリア・マグダレナ達は復活なさったイエス様のお墓にかけつけました。いつも閉まっているお墓の入口は大きく開いていて皆様ごミサに与ることができました。「ありがとう、神様、ありがとう!」
  
  

グループの方の最初の訪問地はベトレヘムの「羊飼いの野」でした。「グローオオオオ、グローオオオオ、ー」とクリスマスの歌声が響きました。
  

ベトレヘム「ご降誕教会」の聖ヘレナ小聖堂で主日のごミサが捧げられた。
「生まれることの大切さ。イエスの誕生は私たちに何を意味するか?天使は、その名はエンマヌエル・神は我らとともにおられる。私たちは神とともにいる間柄になった。誕生によって神との交わりに招かれている。人生の意味はそこにある。命をかけて私たちを救って下さったキリストの生き方にいい尽くせない神の愛が示されている。」
  
  

「ご降誕教会」の長い行列では、さすが日本人、ドイツ人にほめられるほど整然としていました。
  

イエス様の降誕の場所で皆で静かに英語のサイレント・ナイトを歌いました。