「信仰年」企画 聖パウロ ギリシャのゆかりの地を訪ねて 第二日目
関空発・夜便でイスタンブールには早朝到着しました。
先ず、「サント・エスピリト(聖霊)」教会でのごミサです。
「・・・信仰とは神の扉を叩き、神を忘れずに扉を叩き続けること。・・・今日この時を神とともに生きる。その積み重ね。パウロはどのようにして、神に成長していったのか。」
ごミサの後にはブルーモスクへ。イスラム教徒のガイド・ムヒッティンさんからイスラム教についてまなんだ。
以前キリスト教会であった「アヤ・ソフィア」の方がびったりくる。
最近、天使の顔が塗装の下から出てきた。
バザールでの短いショッピングで女性の皆さまは生き返りました。
その後、ボスポラス海峡の遊覧船に。イスタンブールのヨーロッパ側とアジア側をゆったりした気分で楽しみました。
夜は今日お誕生日のアイさんと嬉しい家族のお祝いです。
東トルコ・アブラハムの地・アララット山を訪ねて 臨時号
11時半にインチョンにつきました。夕方5時の便で成田に向かいます。あともう一息です。
20時です。みなさま無事成田空港からお帰りになりました。
ムスタファさん、ウグルさん、K添乗員からみおくられたあと、まさかこんな試練が用意されていたとは思いませんでした。
次々おこる出来事をひとつひとつ乗り越えられたのも、トルコでまなんだ「イーシャラー」の精神…
全ては偶然ではなく、なるようになる、すべて神にゆだねよう…
があったからもしれませんね。
満月になった月をながめながら、東トルコのあちらこちらで見た月を思い出しています。皆様、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。もうイスタンブール空港は、バッチリですね!
東トルコ・アブラハムの地・アララット山を訪ねて 臨時号
東トルコ・アブラハムの地・アララット山を訪ねて 第十一日目
いよいよ最終日です。国内線でイスタンブールに向かいます。
イスタンブールにあるカーリエ博物館は、もとは修道院であり、ビザンチン時代のモザイクやフレスコ画がかなりきれいに残されています。
金色のモザイクはラベンナの教会を思い出させます。
マリア様関係のモザイクはこわされずに、比較的きれいに残されていました。
お昼は16世紀の王様が食べていたメニューを再現したレストランで、最後を飾るスペシャルランチでした。幻のレシピを探し出し、レストランで出すというアイデアに脱帽です。
味もサービスも、満点でした。
その後日曜日で賑わうイスタンブールの街を散策。有名なのびるアイス、ドンドルマンのショーに笑い、ようやく手にいれられたチャイの葉にホッとしました。
そして立ち寄った聖アントニオ教会で、ルーマニアの若い司祭のご厚意のもと、今日のみことばのお説教をうかがうことができたことは、最後の、そしてなんとも心あたたまるサプライズとなりました。
巡礼旅行として、よいラストを飾ることができ、ホッとしました。
最後のチャイは、ボスポラス海峡ものぞめるガラタ橋にて。そして空港にむかいます。さようならトルコ!
皆様、南東トルコの旅はいかがでしたでしょうか。
荷物の中からでてくるドライフルーツやチャイは、しばらくの間懐かしい気持ちにさせてくれるのではないでしょうか。
そういえば素朴なせっけんもありましたね。ピスタチオのせっけんの使い心地を、ぜひそのうちお聞かせください!
ではまたお会いする時まで、イーシャラー!
東トルコ・アブラハムの地・アララット山を訪ねて 第十一日目
ムスタファさんによる車の長旅も今日までです。いつもこうして特別なオイルで、フレッシュな気持ちにさせてくれます。
今日もいれて、ムスタファさんが運転する総距離は…
なんと2600kmになるとか!
トルコの道路事情は決して悪くはありませんでした。時々工事中の砂利道で、体がとびはねたり、畑の中を通ることもありましたが、それもまたよいもの。
そんな時は「♪ただひとり歩む 日々の小道〜」と、いつもの歌を口ずさみます。
甘いお菓子の町、ガジアンティップまで80km、途中休憩でのチャイタイムもあと何回できるでしょうか。
マッサージチェアが気に入ったウグルさん。一リラ(約45円)で三分でした。
ダムに沈んだ村ハルフェティへ。ユーフラテス川にできたダムの上を、小舟で遊覧します。
このダムができるにあたって、村の人々は普通はほとんど反対しないそうです。
昨日のぼったネムルト山は、いつものこの時期より暖かかったようで、これもダムができた影響とのこと。
トルコにとってのこのダムの存在の大きさを、いたるところで感じた旅でした。
ガジアンティップの町は都会でした。織物が栄え、観光客にも慣れ、人々がうごきまわり活気がある町。のんびりチャイをのみながらおしゃべりしている人々の姿をほとんどみることができません。
帰国の時が近づいた、と、それぞれが急に現実にひきもどされたようで、少し寂しくなりました。
ここではなんと昨日オープンしたモザイク博物館を見学。まだまだこれから規模も拡がるようで、トルコの底力を感じます。
私達は開館以来7200番目くらいの入場者でした。
ネムルト山50回経験したウグルさんも、さすがにこの博物館は初めてです。想像以上の充実度にウグルさんも感心されていました。
このシンプルなモザイクは、さながら龍安寺の石庭のようだ…とのご説明でした。本当に絶妙な解説をいつもしてくださいました。
ガジアンティップはピスタチオが有名です。
このお菓子は地元でも大人気のレストランでだしている、ピスタチオたっぷりの甘いお菓子。
初めての味でしたが、なかなか気に入りました。
今晩の荷物づめがきにならなければ、お土産にかいたかったくらいです。
そしておそらく最後のお買い物。
干しいちぢく、ピスタチオ、ターメリックなどのスパイスをこのお店で。
沢山ある中からこのお店が選ばれた理由は、ウグルさんの直感?プラス、地元の人々が次々買いにきていたからです。
このトルコでの日々、日本人にはほとんど会わず、「ヤバンジン(トルコ語で外国人の意味)」である私達は、人々の注目をあびながらも、それぞれの土地のものに直接触れ、トルコの太陽を沢山浴びた野菜、果物を食べ、トルコの雄大な自然の中で生き生きと過ごしている動物たちを口にし、贅沢な時間を過ごしてきました。
これができたのはやはりガイドのウグルさんと、運転手のムスタファさんのおかげです。
最後の夜を終え、荷物も無事まとまり、みなさんしみじみモードになっているのではと思います。
東トルコ・アブラハムの地・アララット山を訪ねて 第十日目
これは何の木かおわかりでしょうか?
実はピスタチオの木です。実がこのようなきれいな赤紫色をしていて、この皮をむくと、私たちがよくしっているピスタチオの姿がでてきます。
畑で収穫しているところにお邪魔したところ、山のように生ピスタチオをくださいました。旅人をもてなす心は、アブラハムの時代から、しっかりと続いてきているようです。
アタチュルクダムのおかげで、生活が向上した町のひとつがアドゥヤマンです。昔はクルド人の小さな町でしたが、ダムのおかげでわた畑ができ、織物工場ができ、失業率も下がったそうです。
ダムを見下ろす場所には、建設中になくなった方の慰霊碑がありました。
さて、私たちはこれから、最後のメインともいえる、「ネムルト山」に登ります。標高2150mの山頂には、今から約2000年前のアンティオコス一世の墳墓があり、今回のツアーで最大の難所とおどかされています。ウグルさんの指す方向に、目標物がかすかにみえました。
ミニバスで山頂近くまでの70kmの道のり、細い道を登って下りを繰り返し、なかなかスリリング。でも景色は確実に標高をあげていき、素晴らしさも増していきます。
東トルコ・アブラハムの地・アララット山を訪ねて 第九日目
今日はマリア様の誕生日、そしてSさんのお誕生日です!
アブラハムゆかりの地にいよいよ向かいます。
途中の休憩場所で、運転手のムスタファさんが地元のピザを買って振る舞ってくださいました。できたてで本当においしかった!
旧約聖書によると、アブラハムが約束の地カナンに向かう際にこのハランに立ち寄り、何年間かを過ごしたとあります。
現在はまだ発掘の途中の場所ですが、人々は日干しレンガを積み上げた家に住み、独特な趣きのある地でした。
今日泊まるシャンウルファの町は人口50万人、明日行くアタチュルクダムのおかげで農業も盛んになり、生活レベルも高いそうです。巡礼者が多く通る町で、人もいいとか。
しかしトルコで一番暑い土地で、夕方からの散策も少し体力的に心配でした。ウルファ城塞を登るのもためらわれましたが、登ってみた絶景は、それなりに感動がありました。
この地域は、歌がとても上手とのこと。男の子が歌ってくれました。