中谷神父様と行く 東北巡礼3日目
午前中は、石巻にあるサン ファン館に行きました。
今から400年前、支倉常長ら慶長使節一行を乗せ太平洋を渡ったガレオン船「サン ファン バウティスタ号」の復元船が展示されています。
ミュージアムでは、慶長使節が派遣された時代と足跡の紹介や、サン ファン バウティスタの航海や支倉の旅路を再現した映像が上映されています。
午後は元寺小路教会でのミサです。
中谷神父様から、本当の自分の幸せは何かを、この巡礼の旅を通して考えましょうとのお話しがありました。
次は元寺小路教会の近くにある、広瀬川殉教地です。
カルワリオ神父は、信仰を捨てるようにすすめられるがそれに応じませんでした。
1624年2月、真冬の広瀬川に裸体で水牢にいれられ、信徒を励ましながら最後に息をひきとりました。
ここには、カルワリオ神父と二人の殉教者のキリシタン殉教碑があります。
中谷神父様と行く 東北巡礼2日目
巡礼2日目は、後藤寿庵が活躍し、多くのキリシタンがいた水沢の地に建てられた、水沢教会でのミサでした。
水沢教会の入り口左側には、後藤寿庵の像が建てられています。
水沢教会の高橋神父様が、周辺を案内してくださいました。
クルス場(旧カトリック墓地)
午後からは大籠キリシタン資料館とその周辺を巡ります。
江戸時代の始め、300人を超すキリシタンが、大籠の地で殉教しました。
いかなる迫害にも屈せず、信仰の道を守り抜いた大籠の先人たちの歴史を学ぶことができました。
大籠キリシタン資料館
大籠の旧跡
1、地蔵の辻
打ち首、十字架にはりつけ等により、178名が殉教した
今日の最後は、米川教会です。
キリシタン弾圧による殉教者120名が、この山あいの里に眠っています。
三経塚
1720年頃、処刑された殉教者の亡骸は、経文と共に三ヶ所に埋葬され松を植えたと伝えられている。
三ヶ所の内で、残っている海無沢に登りお祈りと聖歌を歌いました。
お夕食の時間。
今日はお誕生日の方がいらっしゃいます。
おめでとうございます!
FS Cと行く「ワトウ第13回国際グレゴリアン大会参加の旅」第10日
今日は大会最終の荘厳ミサです。あまりにも厳粛な雰囲気のために、ミサ中の写真は撮れませんでした。
グレゴリアン聖歌を通して各自が深い祈りの体験をし、それを全世界から集まったグループと分かち合うこと。素晴らしい体験をさせていただきました。
ごミサの後、すぐにイーペルへ。この町では、3年に一度、第2日曜日に猫祭りが開催されます。
中世の街並みが残る比較的大きな町です。
先ずは、腹ごしらえです。
本当の猫はいないのですが、人が様々な猫に扮して大騒ぎ。私たちの席はベルナールが予約してくれたとても良い席でした。
けれども、寒いのと、ワトウでの次のプログラムへの参加のために、私たちは早々に引き上げました。
子供達は大喜び。子供とともに大人もはしゃいでいます。日本人が多いのには本当にびっくりしました。
晩課が終わり、大会終了のレセプションが教会のホールで行われました。
先生、本当にお疲れ様でした。先生の献身的な努力が大きな実りをもたらしています。
グレゴリアン聖歌に対する情熱、温かいお人柄、一人一人を大切になさる愛。そこに皆様が惹きつけられて、ついていくのです。
根底にあるのはキリストへの、マリアへの愛と献身なのでしょう。
3年後の大会に向けて、さあ出発。
FSCと行く「ワトウ第13回国際グレゴリアン大会参加の旅」第8日
ワトウで私たちが宿泊しているホテルはこんな牧草地が広がる場所にあります。
この大会を40年近くオーガナイズなさっていらっしゃるベルナールと先生の打ち合わせ風景です。
ワトウの聖バーブ教会です。
今日も晴天!ありがたいとことです。
今日のごミサでは、キリアーレとイントロイトがFSCの担当です。
ごミサの中でいろいろなグループが歌います。
ガック神父様が身を乗り出して聴いていらっしゃいます。マダムとFSCへの愛いっぱいの神父様です。
ガック神父様は午後のFSCの発表を楽しみにしていらっしゃいます。
いよいよ本番です。緊張感がこちらにも伝わってきますが、これが最後のコンサートです。
最後の拍手は他のどの組みよりも大きく聞こえました。
FSCの後には、ベルギー、ポーランド、コロンビアが続きました。でも、FS Cが一番。
明日お帰りになるガック神父様と。また、教会にたなびく日本の国旗の前で。
初めての休憩です。ずっと走り続けて、大役を済ませてホッとなさる皆様です。
美味しい、美味しいアイス・クリームです。
後ろの列でお食事をお皿に入れてもらいます。少しづつでも、沢山の種類の温野菜、サラダ、そしてお肉やお魚がずらりと並んでいます。
少しづつでも10種類ほど頂くと、お皿には山のような食べ物が。
ひゃー、と言いながら。でも平らげてしまいます。
ビールもワインも飲み放題です。
夜のコンサート会場は、バスで、ワトウから10分位の所にあるハーリンゲの教会です。
小さな会場なので隅から隅までいっぱいです。
最初はスペインの「スコラ・アンティクア」
バイブオルガン奏者が鏡に映って、観客に見えるようになっています。
トイレに出ている間、かの有名な、エストニアのボックス・クラマンティスがリラックスして出番を待っていらっしゃいました。
ホテルに戻って、全員揃っての最後の夜、慰労会と感謝のつどいです。先生を中心にお一人一人が、この旅の感想を話して下さいました。
この旅でしか味わえない人との関わり、ガック神父様、神父様の共同体、ホーム・ステイ、ワトウでの皆様の親切な歓待など。また、神に向かって行くグレゴリアン聖歌へのより深い理解、グレゴリアンを通しての国際的な交流など。沢山感じ、学ぶことができました。
感想を話しながら、感動の涙で途切れてしまう方々も。
良かった。本当に良い旅でした。皆さま、先生への、そして仲間への、出会った全ての方々への感謝の気持ちが溢れています。